2012年10月31日水曜日

SAAP用 "XBee" WiFi 設定 (グラフィカルウィザード版)

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「XBee Setting」のメニューに入る前に必ずUnlink(接続解除)しておく必要が有る。
SAAPファームウェアのバージョンは00.35B以降。
  1. 規定のボーレートに設定

  2. はじめてXBeeを取り付けた場合、規定値として9600baud(ボー)が設定されている。
    このときは[Baud rate]で9600を選択して[Set]する。 図は921600で使用していたものを再設定しているケース。 つまり設定前に使用していたボーレートを[Set]する
    Default Set]ボタンをクリックすると、 確認のダイアログが表示されるので[OK]をクリックする。
    成功すると、ATコマンドの「Response」欄に「OK」が表示され、 最下部に「Default Set Successfully」と表示される。

    ここで、ボーレートを確定するために[PIC32MX Reset]スイッチを押し再起動する

    この設定はSAAPボードとXBeeの間の通信速度を規定する
  3. XBee WiFi Setting

  4. メニューから[Access Point]を選択すると、 近隣の強い信号のアクセスポイントが表示されている。
    もし、表示されていないときは[Scan]をクリックしてみる。
    該当する「SSIDをクリックすると、 図のようなセキュリティ・キーの入力画面が表示される。 WiFiルータの設定画面等を参照しながらキーを入力する。[Enterは不要
    Connect]をクリックすると次のようにメッセージが変化する。
    Scanning for configured SSID
    Waiting IP configure
    Successfully

    もし成功しない場合、キーの入力ミスを疑ってみる。


    Successfullyとなったときは[Save]する。 図のような確認画面が表示されるので[OK]をクリック。

    Cancel/Close]ボタンでダイアログを閉じる。
  5. WiFi接続を確認する

  6. メニューから[XBee Maintenance]を選択すると、   「Last Event」にJoinedと表示され接続しているのが確認できる。
    ATコマンド欄に+++[Send]に続き、 ATAI[Send]を打ってみても「0」がレスポンスされる。(23:未設定/FF:接続中)
    また、00.35Cから[Current Status]の[Running Mode]でも確認できる。

    ここで最終的に[PIC32MX Reset]にて再起動する。

  7. WiFiのIPアドレスを固定したいとき
  8. 普通はDHCP(サーバではなくクライアントとして)にしておくと環境が変わっても、 それにあったIPアドレスを自動取得してくれるので便利であるが、 固定にしておきたいときは次のようにする。
      メニュー[IP Address]を選択し、[Enable DHCPのチェックを外す。 グレーアウトされていたIPアドレス設定欄が書き換え可能になるので、 ほとんどの場合、[IP Address:]の項目のみ変更する
    (ファームウェア00.35C以降)

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2012年10月11日木曜日

SAAP用 "XBee" WiFi 設定 (ATコマンド版)

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 先日、SAAP WEBコントローラ、「XBee Maintenance」セクションのみにて、XBeeの設定をいたしました。「Access Point」での設定ができないケースが発生したためです。

 ルータとの手順をコマンド設定する前に、SAAPからXBeeに対する通信を確立します。図のような赤い文字の「Successfully」と[ResponseOKが表示されれば完了なのですが、ちょっとテクニックを要しました。

 最新の00.33F(現在)では、Baud Rateは「115200」です。 もし、以前の「57600」からのアップデートならば、一旦「57600」を選択し、[Set][Default Set]と押すと、自動的に「115200」に変更されます。つまり、以前の状態から変更される手順を踏まねばなりません。この時点ではまだ[Response]にOKは表示されません。もう一度[Default Set]を押すと・・・たぶん、「OK」と「Successfully」が同時に表示されます。

 コマンドは、マニュアルによると10秒以内に、続くコマンドを打たなければ無効になるとあります。しかし、テストの結果どうも5秒くらいではと思うほど短いと感じました。無効になった場合、あらたに[+++]+[send]すれば引き続き入力できます。次の例は、毎回時間がかかったとしての手順です
  1. +++ [send]
  2. ATAH 2 [send]
  3. ルータ設定画面でSSIDをクリップボードにコピー
  4. +++ [send]
  5. ATID ルータのSSIDをペースト [send]
  6. +++ [send]
  7. ATEE 1(数字のイチ) [send]
  8. ルータ設定画面でセキュリティ・キーをコピー
  9. +++ [send]
  10. ATPK ルータのセキュリティ・キーをペースト [send]
  11. +++ [send]
  12. ATMA 0(数字のゼロ) [send]
  13. +++ [send]
  14. ATAI [send]---> レスポンス欄 0 (ゼロ=接続成功)
  15. +++ [send]
  16. ATWR [send]---書き込み
手早くできれば、本来 1.の「+++」だけで、毎回「+++」を入力する必要はありません。 [send]を押すとATAI のゼロを除きすべて[OK]がレスポンス欄に表示されます。 ここまで来ると、ダイアログ下部のイベント行にも 「joined」(上図参照)と表示されます。

もしも、もう一度すっきりやり直したいときは
  1. +++ [send]
  2. ATNR [send]
でリセットされます。

参照させていただきました。 http://arduino.sugakoubou.com/xbee_wi-fi#xbee_wi-fi

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2012年10月9日火曜日

SAAP用オプション無線LAN "XBee"の熱対策

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 SAAPもバージョン2ボードになり、無線LANが内蔵できるようになった。これに対応するファームウェア「dSquare SAAP 00.33(以降)」は現在も開発中であるが、秋月電子からXBeeを購入し、取り付けて運用してみたところかなり熱くなる。ケース(ノードアダプターV7と同じ)に入れ、蓋をした状態では、XBeeの表面がやけどをするくらい熱い。それではと熱対策にパソコン用12Vのクーリングファンをつけることにした。

 ファンは、よくあるパソコンのCPUやグラフィックカードなどに着いている、一辺4cmの小さめのものを使用する。ちょうど12VなのでSAAPの12V入力コネクターの下から電源を取り、交換性を重視してコネクターをそのまま使用できるようにした。コネクターと言ってもどちらも同じメス型を、クリップピンを切った針金を突っ込んで抱き合わせただけのものである。

 最も手間のかかるのが風通しの穴である。大きな穴を開け網などを挟んでも良いのだが、大きな穴を開けるにも手間なので、中心を通って8等分ほどに線を引き、後は適当に2mm穴をたくさん開けた。

 ファン取り付け穴を4隅に開けたが、実際は2本しかビス留めしていない。(中から蓋の2mm穴にタップし、外側をニッパーでカット)

 ケース中央よりに2コ並んでいる穴は、「PIC32MX Reset」と「XBee Reset」を押すための、つまようじ用の穴である。

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