2020年6月12日金曜日

ircDDBGateway 初めての設定(2)

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初めて ircDDB Gateway を設定しようとする方向けに最低限の設定項目の紹介と設定の基本をご説明したいと思います。 ここでのコマンド等の説明にはグラフィックモードで立ち上げた Raspberry Pi OS 上のターミナルを使用します。


設定までのインストールと構成は、最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS) を、2015年のircDDBGateway安定版をお使いの場合は ircDDB Gateway 初めての設定 をご参照ください。

    先ず,この設定画面を立ち上げるには,次のように shell コマンドを実行します。
    $ sudo ircddbgatewayconfig
    

  1. ネットワークに接続するためのゲートウェイを設定します。
  2. Type]は Hotspot を選択します。Repeater を選択しても同様に稼働させられますが,日本では自作のリピータは登録できませんので意味を成しません。 従ってシンプレックス・ノード(Hotspot)として設定します。

    Callsign]には、補助機器としてこのゲートウェイ・モデムを無線機とともに申請した*1クラブコール(社団局)を指定します。

     [Local Icom Address]と[Local Icom Port]は Icom製コントローラを使用したときの設定値が標準設定されていますので、 ダミーを指定して置いた方が思わぬトラブルに見舞われることが無いと思います。(例: 127.0.0.1 / 20009)

     他の項目については標準設定のままにしておきます。[QTH][URL]も空のままでかまいません。


    *1 例外として、ノードを個人の固定用アクセスポイントとして使用する場合のみ、個人固定コールサインが使用できます。 但し固定した運用であっても、公開ノードの場合はクラブコールにすべきと考えています。
    DV Dongle(ICOM Terminal Modeを含む)については電波を発することがないため個人コールサインで運用できます。 何れにしても、JARD、TSSでの保証認定と総通への申請が必須ですので、移動することも考え合わせると、 クラブコール(ノードコールサインとして個人単独で取得する国もある)にまとめてしまうのは一つの方法です。



  3. Repeater 1 の設定をします。
  4.  この設定タブは2ページずつセットで4台分あります。つまり,一つの ircDDBGateway でいろいろな*2コントローラを4種類まで設定できます。 ただし,シンプレックス・ノード(Hotspot)の場合,通常一台のパソコンに一種類のコントローラが普通です(一セットずつ持ち運ぶかも知れないから)。 その場合は,[Repeater 1]のみ設定で,各Raspbery Pi が全く同一の設定になっても問題ありません。

    Band]は A:1200MHz B:430MHz C:144MHz D:Dongleに従って設定します。(このルールは必須ではありません。)

    Type]は Homebrew です。

    なお,自動接続したい[Reflector]の設定でDPlus系を選択したいときは,後述する[D-Plus]の設定を完了後保存再起動して初めてドロップダウンリストに表示されます。 起動時自動接続したいときは[Startup]も Yes に変更します。

    2ページ目の設定は、使用する周波数以外は、標準のままにしておいてください。(公開ノードはVoIPの使用区分です)


    *2 コントローラとはPCリピータコントローラのことで,DVAP node や GMSK Repeater, Soundcard Repeaterなどがあります。 リピータ用のコントロールソフトと共通なので名前がリピータと付いているものも多いのです。

  5. ircDDBの設定
  6. ircDDB]は 1~4まで Disabled に設定します。この項目はリフレクターのノードとして使用する上に於いては設定不要です。

    日本では許可されない自作リピータとして、海外で利用される *3 ircDDB.net(ircDDBGatewayとは全く違うものです)というコールサインルーティングをする、 世界規模のネットワークに加入したときに必要となる項目です。

    この種のネットワークは他の種々のネットワーク(たとえば Quadnet)と関連性が有り事情をよく理解した上で利用する必要もあるため使用しません。


    *3 ircDDB はドイツで運営されている世界規模コールサインルーティング用ネットワークサーバで、 加入すると自分自身のノードをリピータとして世界の土俵に載せられ公開できます。世界中からダイレクトにコールされる可能性が有ります。

  7. D-PRS(GPS)の設定をします。
  8. D-PRS]も同様に Disabled に設定します。

    理由は D-PRS 機能を自動送信にしたユーザーが居た場合(自分自身でなくても), 接続しているリフレクターなどにカーチャンクが入り続け他局に迷惑となると同時に不要に APRS のシステムに負担を掛ける結果となるためです。 有効にされる場合は特に配慮をして戴くようお願いしたいと思います。

  9. DExtra(XRFリフレクタ)の設定をします。
  10. DExtra]も Disable に設定します。

    理由は、日本国内においてXRFリフレクタと呼ばれているものが存在しますが、DExtraプロトコル(手順)で接続可能であるという事で付けられたネーミングで、本来はXLXリフレクタです。 アメリカには本来のXRFリフレクタとしての別のサービスが存在します。従って混乱や誤接続のトラブルを避けるため、XLXリフレクタへは後に出てくるXLX接続手順を使います。
  11. D-Plus タブでは US Trust 系のリフレクタやリピータ接続の設定をします。
  12. まず,[D-Plus]を Enabled に変更します。
    Login]には*4 US Trust に認証されたコールサインを入力します。

    さらに、そのコールサインは、この ircDDBGateway と DStarRepeater のインストールされた Raspberry Pi(又は別のPC)を補助機器として、 無線機とともに登録済みのものであることが必要です。


    *4 US Trust に認証されたコールサインを取得するには,まず D-STAR機の MyCall に、 「登録したいコールサイン」を入れ,近くのリピータから他のリピータにエリアコールして交信を成立させ(自動送信による応答でもOK)、 半日ほどたてば使用できるようになります。
    これはゲートウェイを越えて交信が成立した局のリストを元に,JARL管理サーバと US Trust サーバが一時間に一度同期しているためです。


  13. DCS リフレクタとコール・コールサイン・システムの設定
  14. DCS]は標準どおり Enabled に設定します。DCS 系のリフレクタは認証を必要としないため有効にするだけで接続できます。
    CCS]は Disabledに設定します。


    =MEMO= DCSサーバとCCSサーバは、2018年秋、管理グループのメンバー交代により閉鎖されました。 ただ、DCSプロトコルはXLXリフレクタなどへの安定した接続プロトコルとして使用されており現在でも有効です。

  15. XLX リフレクタへの接続
  16. XLX]は標準でEnabled に設定されています。只、このままで XLXリフレクタに接続しようとしても繋がりません。

    実は XLX Hosts File の保存場所が、他の DPlus_Hosts.txt や DCS_Hosts.txt の様にRaspberryPiのフォルダではなく、URLに成っていて、 且つ、実際にそのデータベースのあるサーバーが指定されていません。

    そこで、[Hosts file URL]を次の様に変更します。

    http://xlxapi.rlx.lu/api.php?do=GetXLXDMRMaster

    只、目的のリフレクターのURLがダイナミックDNSでグローバルIPアドレスが固定されていない(通常サーバーを運用する場合固定アドレスを使用します)場合は、 ダイナミックDNS名で作成された、別ファイル(XLX_Hosts.txt)を入手して所定のフォルダに置き、そのフォルダを指定します。
  17. リモート・コントロールサーバの設定
  18. とても便利な機能です。是非使ってみてください。
    Remote]を Enabled に変更します。さらにこのリモートサーバに *5 ログインするための[Password]を入力します。
    Port]については、ircDDBGatewayのサイトなどでは 5000 より大きな(たとえば 22222 など)の好みの値を使うようにとの指示が掲載されています。その場合は,各パソコンのファイヤウォールにポートを開けてやる必要があるかも知れません。


    *5 ログインするためのリモートコントローラはこの設定用プログラムと同じフォルダに remotecontrol.exe というプログラムとしてインストールされています。
    また,Google Play から Android アプリとして「ircDDB remote」(PA7LIM作)がダウンロードできます。


  19. Mobile GPS
  20. 機能確認中
  21. その他の設定 Misc
  22. 初期設定のままでいいと思います。[Language]には英語と米語があります。

    GUI Log]は膨れあがるのを防ぐためだろうと推測しますが Disabled になっています。

    必ず[Save]して,ircDDBGateway 本体を再起動しなければ反映されません。



ircDDBGatewayの設定が終わったら、次は DStarRepeater 初めての設定(2)をご参照ください。

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DStarRepeater 初めての設定(2)

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2014年1月に最終リリース版として,各モデム別(DVAP,GMSKなど)のリピータソフト開発は打ち切られ「DStarRepeater」に統合されました。 それぞれのモデム機能は統合ソフトの中で選択し,共通の部分をひとつにまとめたものです。
尚、最近ではICOM ターミナルモードやMMDVMボードもサポートされています。


設定までのインストールと構成は、 最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS) を、2015年のDStarRepeater安定版をお使いの場合は DStarRepeater 初めての設定 をご参照ください。

    先ず,この設定画面を立ち上げるには,次のように shell コマンドを実行します。
    $ sudo dstarrepeaterconfig

  1. Callsignタブの設定
  2. Callsign] には一般的にクラブコールサインを入力します。 ircDDBGatewayの設定、[Gateway]と同じコールサインにすることが必要です。

    モジュール文字は海外のリピータのモジュールに対応しています。つまり 1200MHz : A、430MHz : B、144MHz : C、Dongle : D などです。

    Gateway] には同じコールサインを入力します。

    Mode] はノードの場合 Simplex を選択します。

    Ack] は BER に設定します。
    Bit Error Ratio の略で,後ほど調整をするときこの数値ができるだけ 0.0% になるようにします。

    Restrict]は通常 Off にします。
    通常とはクラブコールを使った場合です。On にするとノードと無線機が同じコールサインである必要性が生じるので,日本では固定・移動の個人コールの時のみとなります。 その場合他人にノードを使用されることなく自分専用となります。

    RPT1 Validation]は RPT1 や RPT2 に 文字を入れ DUP+(または DUP-)を有効にする場合に必要となるもので Simplex 選択時は Off にします。


  3. Networkタブの設定
  4. Gateway Address]は,1台のPC(Raspberryなども含む)に ircDDB Gateway DStarRepeater をインストールした場合, 自分自身を表す 127.0.0.1 となります。

    Gateway Port]通常変更しません。

    Local Address]も自分自身を表す 127.0.0.1 となります。

    Local Port]ircDDBGateway の設定ではリピータ(ノード)が4台まで組み込めます。リピータ1にはポート20011,2には20012と言うように20014までが対応しています。 今設定している DStarRepeater は ircDDBGateway での何番のリピータかによって合わせる必要が有ります。(今回はリピータ1に設定と仮定します)

    Name]は,Simplex では使用しません。


  5. 右2ページは規定のまま


  6. Beaconタブの設定
  7. Time(mins)]は,通常10分ぐらいに設定しますが、調整においては、接続時アナウンスやこのビーコンアナウンスを聞きながら行いますので、最短時間にします。

    Message]規定値で構いません。

    Voice]Time(mins)と同理由で Enabled に設定します。

    Language]UK または US の英語がいいでしょう。残念ながら日本語はありません。
    (別途DV Dongle形式で録音したものを流す機能があります。 voicetransmit
  8. Modemタブの設定
  9. Type]ここでモデムの種類を選択します。その上で[Configure]をクリックして各機能別の設定調整作業用のダイアログボックスを表示させます。


  10. Control1タブの設定(サンプル)
  11. 初期の設定では不要ですが、機能の説明として簡単に記述します。

    ControlEnabled に変更します。

    RPT1 Callsign]仮に CONTROL と入力します。

    RPT2 Callsign]仮に CONTROL と入力します。

    通常RPT1、RPT2と言えば、JX9XXX A、JX9XXX G のようにコールサインルーティングに使用します。 しかし、コールサインだと自分以外の人にコントロールされてしまう可能性も有りますので、自分だけが分かる文字列とします。 RPT1とRPT2が違っていても構いません。

    次に、Contoro2 タブの設定をします。
  12. Control2タブの設定(サンプル)
  13. Command1]の左側フィールドに REBOOT と入力します。

    次に、右側フィールドに、shutdown -r now と入力します。

    この意味は、無線機のメモリーに、名前:REBOOT DUP:DUP+又はDUP- 周波数シフト: 0.000 RPT1:CONTROL RPT2:CONTROL UR:REBOOT として置いてカーチャンクすると、 離れた場所から、Raspberry Pi等を「再起動」させられる事になります。
  14. Controllerタブの設定
  15.  [Type USBケーブを使用し,シリアル・USB変換をしている場合Serial - /dev/ttyUSB0 を選択します。

    Config]Simplex の場合,[2]を選択します。

    PTT Inversion]PTTコントールのプラス/マイナスを反転させます。通常は反転させません。(Off


ここで記述していない箇所については初期設定のままにして置いてください。

ircDDBGatewayの設定は ircDDBGateway 初めての設定(2)をご参照ください。


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2020年6月3日水曜日

最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS)

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=MEMO= Raspbian は今回のバージョンから Raspberry Pi OS と改名しました。今後文中では Pi OS と略します。

D-STARで個人用ノードから汎用リピータに至るまで最もポピュラーになった ircDDBGatewayDStarRepeater。 その基本はアイコム社のリピータシステムに於ける dsgwd(D-Star GateWay Daemon)とコントローラ ID-RP2C の構成と何ら変わりは有りません。

つまり、ircDDBGateway がコールサインルーティングのゲートウェイに当たり、コントローラを DStarRepeater が担っています。 無線機を一つ繋げば個人用ノードとなり、送信用、受信用に二つ繋げばリピータになります。

日本ではリピータはJARLの管理ですので、シンプレックス・ノードとしてしか使用できませんが、欧米では自作公開リピータとしても多数利用されています。 そのシンプレックス・ノードと、受信と同時にダウンリンクを持つリピータ(デュープレック)とは、ircDDBGateway の設定値で変更するだけという簡便さです。

又、ircDDBGateway はコールサインルーティング・ネットワークである ircDDB.net のゲートウェイとしてだけでなく、D-STARプロトコルで運営されているリフレクタへの接続もサポートして居り、コールサインルーティング網とリフレクタ網のセパレーション(切り替え、ループ混信の防止)にも優れています。

私は、ircDDBGateway のコールサイン・ルーティングセクションに、JARLプロトコルが追加され、法的な違いや運用基準の違いをソフトで乗り越えて、世界が一つになることを願うものです。
最新版 Pi OS の microSD 作成


Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop
  1. Raspberrypi.orgのダウンロードページ から 「Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop」の ZIP をダウンロードします。余分なソフトウェアの入っていないデスクトップ版で、Lite では設定が出来ない場合が有りこのバージョンとしました。
  2. 解凍してイメージファイル(2020-05-27-raspios-buster-armhf.img=2020.6.2現在)を抽出します。
  3. Win32 Disk Imager などを使用してイメージファイルをmicroSDに焼きます。
  4. そのまま、WindowsマシンにmicroSDカードを指したまま、カードのドライブ(多分F:とかG:)にエクスプローラでアクセスします。 マウスの右ボタンで[新規作成]→[テキスト ドキュメント]を選択、内容は何も書かずファイル名を「ssh(拡張子無し)」として保存します。
    これで、Raspberryを立ち上げた時、SSHが使用可能になっています
OSの前準備


Raspberryに専用ディスプレイ、キーボード等を接続してGUIで作業される方は、Terminalアプリにて以後、SSH同様に作業してください。
  1. 先ず、microSDの全容量が使用されているか確認します。
  2. $ df -h
    

    もし、16GBの物を使用しているのに4GB程しかサイズが無ければ、次のコマンドで拡張してください。

    $ sudo raspi-config
    

    [7 Advanced Options]→[A1 Expand Filesystem]で拡張します。(再起動が必要です)
    又、同様にこのメニューを使って、パスワードを変更するなどセキュリティ対策も施してください。

  3. 次に、OSの更新をします。
  4. $ sudo apt update
    $ sudo apt upgrade -y
    $ sudo reboot
    

  5. ircDDBGatewayとDStarRepeaterに使用するライブラリーをインストール
  6. $ sudo apt -y install wx3.0-headers wx-common libwxgtk3.0-0v5 libwxgtk3.0-dev libwxbase3.0-0v5 libwxbase3.0-dev portaudio19-dev libportaudio2 build-essential libusb-dev libusb-1.0-0 libusb-1.0-0-dev 
アプリケーションのダウンロードとインストール


今後コマンドの実行ディレクトリーは、USER Loginした直後のホームディレクトリー(/home/USER/)として記述します。[$ cd]の記述はホームに戻ることを意味します。
  1. G4KLX(ジョナサン・ネイラー)のGITHUBから最新版をダウンロード
  2. URLはhttps://github.com/g4klxです。 但し、ダウンロードには gitコマンドを使用します。

    $ git clone https://github.com/g4klx/DStarRepeater.git
    $ git clone https://github.com/g4klx/ircDDBGateway.git
    

    この作業はG4KLXのリポジトリのクローンをRaspberry内に作ります。GITによって管理され、後々作者がアプリの開発を進めた場合にも、 差分が管理されているので、フォルダ内で次のようにするだけで、ソースプログラムのアップデートが出来ます。(コンパイルし直す必要は有ります)

    $ git pull
    

    GITについての詳細は検索にてご参照ください。

  3. それぞれのフォルダ内でコンパイル、インストールします。
  4. $ cd ircDDBGateway
    $ make
    $ make -f MakefileGUI
    $ sudo make install
    $ sudo make install -f MakefileGUI
    

    $ cd ../DStarRepeater
    $ make -f MakefilePi
    $ make -f MakefileGUIPi
    $ sudo make install -f MakefilePi
    $ sudo make install -f MakefileGUIPi
    $ cd
    


    =MEMO= OSにより、又、グラフィカルかテキストかに依ってMakefileが異なるので注意 [-f]でファイルを指定しなければ標準の Makefile が使用されます。

    $ ls /usr/bin/irc* /usr/bin/dstar* /usr/bin/remote*
    /usr/bin/dstarrepeater        /usr/bin/dstarrepeaterd  /usr/bin/ircddbgatewayconfig  /usr/bin/remotecontrol
    /usr/bin/dstarrepeaterconfig  /usr/bin/ircddbgateway   /usr/bin/ircddbgatewayd       /usr/bin/remotecontrold
    
アプリケーション設定の準備


  1. グラフィックモードでの立ち上げ
  2. 専用ディスプレイで使用する場合は、キーボード・マウスを接続して立ち上げれば、即設定に入れますが、ここまでSSHで作業して来て、ディスプレイの無い方は VNC を有効にします。

    $ sudo systemctl start vncserver-x11-serviced.service  
    

    VNCViewer(RealVNC, UltraVNCなど)をインストールしたWindowsマシンなどからグラフィカルにアクセスできるようになります。 運用が開始するまでは、再起動しても VNC が常時使えるようにしたい時、またそれをやめたい時は次のようにします。

    $ sudo systemctl enable vncserver-x11-serviced.service 
    $ sudo systemctl disable vncserver-x11-serviced.service 
    

    又、VNCのサイズを変更したい時は

    $ sudo nano /boot/config.txt
    			:
    # uncomment to force a console size. By default it will be display's size minus
    # overscan.
    #framebuffer_width=1280
    #framebuffer_height=720
    framebuffer_width=1600
    framebuffer_height=1200
    

  3. GPIOのシリアル接続を利用する場合の準備
  4. Pi3/Pi Zero WのGPIOでPi-HATと送受信する」をご参照ください。
この続きは、ircDDBGateway 初めての設定(2)及び DStarRepeater 初めての設定(2)をご参照ください。

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2020年5月21日木曜日

WiFiがスリープしていませんか?(接続が切れる)

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HS-HAT系モデム、ircDDBGatewayのターミナルモード、dmonitorなど、Pi Zero や Pi 3 などオンボードWiFiや USBドングルWiFiなどを使うことも多いと思います。

さて、それらを使用中、接続が何時の間にか切れているなんてことは有りませんか?

原因の一つが、ひょっとしたらWiFiのパワーセーブに原因があるかも知れません。

自動的にパワーセーブを解除して、WiFiがスリープするのを防ぐにはこちらをご参照ください。

2019年3月27日水曜日

Nextion ディスプレイのブラックスクリーン(スリープ)

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NextionDriverを使用して、JumboSPOT の modem ポートから表示させていますが、画面が真っ暗になることが多く発生するようになったので解決方法を探しているとき、下記の様な情報を戴きました。
(情報提供 JA4FCV局)

下記ファイルは、Pi-Starを使用していない時の、MMDVMHost 用設定ファイルです。Pi-Star を使われている方は、エキスパート・モードの mmdvmhost 編集画面で SleepWhenInactive の項目を「0」に設定します。
  GNU nano 2.7.4                         File: /etc/MMDVM.ini
   :
   :
#-------------------------------
[Nextion]
#-------------------------------
# Port=modem
# Port=/dev/ttyAMA0
# Port=/dev/ttyUSB0
Port=/dev/ttyNextionDriver
Brightness=50
DisplayClock=1
UTC=0
# Screen Layout: 0=G4KLX 2=ON7LDS
screenLayout=4
IdleBrightness=30

#-------------------------------
 Nextion Driver by ON7LDS
#-------------------------------
[NextionDriver]
Port=modem
# Port=/dev/ttyUSB0
LogLevel=2
DataFilesPath=/usr/local/etc/
GroupsFile=groups.txt
DMRidFile=stripped.csv
RemoveDim=0
SleepWhenInactive=0

# If NextionDriver uses Port=modem, set Enable=1 #
[Transparent Data]
Enable=1
RemoteAddress=127.0.0.1
RemotePort=40094
LocalPort=40095
SendFrameType=1
   :
   :



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2019年1月7日月曜日

新ゲートウェイ管理者向け ラストハード表示アプリ(C/PHPとD-STARを勉強する)

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  D-STAR リピータも年が明けて、155ヶ所ほどが新ゲートウェイ採用となりました。今までのゲートウェイ(アイコム社製 dsgwd )は文字通り、コントローラ(ID-RP2C)とインターネットの間に入ってRF側とインターネット側の行き来を制御していました。
  今回はその機能として、JARL管理サーバのアドレス指定に、IPアドレスではなく名前(FQDN)として trust.d-star.info を指定するように変更され、これによって2台のサーバ(IPアドレスは違う)が一つの名前で参照され、安全性が向上しました。
  また、今まで UDP:40000 と言うポートに制限されていた、コールサインルーティングの復路も、ホールパンチ対応となり、往路が使用したポートを使って戻ってくるように仕様変更されました。ターミナル/アクセスモードでの 40000 ポート制限も、この方法で間もなくクリアされると思います。

その他に特筆すべきは、今回のプログラム構成の大きな変更です。図のようにコントローラとゲートウェイソフトの間に xchange と言う物が割って入っています。このためご存じのように各設定ファイルに、インターネット側、コントローラ側以外にローカルホストを使った橋渡しの設定が必要になりました。これらについては別途開設に委ねるとして、新設されたxchangeのポート分配機能を今回利用させて戴いて、ユーザサイド利用規程に則ったポート UDP:52000 から通信データを受信して、そのアクセス履歴(ラストハード)をWEB表示するようにしてみました。
ソフトウェアのダウンロード
ソフトウェアはあくまで、自分自身の勉強の為にC言語、PHPを使って書いてあります。著作権は保持していますが、CC-BY-NC-SA(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)に従って、自己責任で自由にお使いください。
  1. ゲートウェイサーバのCentOSでgit cloneします。

  2. # git clone https://github.com/ytodo/lastheard.git
    # cd lastheard
    # make
    

    これで、ラストハードをログへ出力するアプリ「lastheard」が作成されました。PHPのWEB表示プログラムはフォルダhtmlに同梱されています。

  3. httpd(apache2)を自動起動設定します。

  4. # systemctl enable httpd.service
    # systemctl start httpd.service
    

    再起動した時に、自動的に起動するよう設定した上で、手動で起動します。標準ではポート80でゲートウェイPCのIPアドレスをブラウザーで見るとテストパターンが見えます。

  5. ダウンロードしたアプリケーションを各フォルダーに置きます。

  6. # \mv lastheard /usr/local/bin
    # \cp -f html /var/www
    

    コマンドの mv と cp の前に付いている「\」は、エイリアスのお陰でコマンド通りの挙動にならないため、エイリアスをキャンセルするための物です。

  7. ラストハードアプリ自体の自動起動を設定します。

  8. # nano /etc/systemd/system/lastheard.service
    
      GNU nano 2.3.1        File: /etc/systemd/system/lastheard.service
    [Unit]
    Description = lastheard daemon
    After = xchange.service
    
    [Service]
    ExecStart = /usr/local/bin/lastheard
    Restart = always
    Type = simple
    
    [Install]
    WantedBy = multi-user.target
    

    ユニットファイルが作成できたら、自動起動を有効にします。

    # systemctl enable lastheard.service
    # reboot
    
    これで、立ち上がればブラウザーでラストハードが見られるはずです。カーチャンクしてみてください。

  9. 環境設定ファイルの編集をします

  10. # nano /var/www/html/conf/db.conf
    
      GNU nano 2.3.1        File: /var/www/html/conf/db.conf
    #
    #   D-STAR Dashboard configuration file
    #
    #   2018.12.22  Yosh Todo/JE3HCZ
    #
    
    # 自局設定
    RPTNAME=xxxx D-STAR GATEWAY --> 漢字も使えますがこのファイル自体をShift_JISで保存してください
    RPTCALL=JPnxxx A
    
    # LASTHEARD 行数
    LINES=10
    
    # リフレッシュ間隔(秒)
    INTERVAL=2
    
    # ヘッダーに表示するグラフィックスのファイル名
    # (名前は的下ですが、images に入れるファイルと一致させてください)
    #   ファイル形式はjpg gif png 幅400px 高さ200px程度
    #   ファイル容量 数十キロバイト推奨
    HEAD_PIC=header_picture.jpg
    
    # ヘッダー画像の左右/上下位置と繰り返し表示有無
    #   left/center/right  top/bottom  repeat/no-repeat
    PIC_POSx=right
    PIC_POSy=top
    REPEAT=no-repeat
    
    # バックグラウンドカラーの変更が出来ます。
    #   例 グリーン: #55AA55  名称標記も可能: white
    #   指定しない又は行そのものがない場合、規定値となります。--> シックなオレンジ
    
    BGCOLOR=
    
    

    設定値のイコール(=)前後はスペースを入れないでください。


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Yosh Todo/J E 3 H C Z

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