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2021年12月11日土曜日

dmonitor と ircDDBGateway を Nextion で切り替える

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=MEMO= D*SWITCH(Nextion Software Controler)の使い方マニュアル

欧米では、リフレクタのモジュールや、サーバのトークグループに接続(サーバ・クライアント型)して、 D-STAR のみならず DMR、Yaesu System Fusion、Project 25など他の通信モードとも、プログラムによるプロトコル変換に依って、相互乗り入れしています。

ここでは、主にD-STAR の特徴を生かした方法論を掲載してきましたので、相互乗り入れはちょっと横に置いておいて、 D-STAR の大きな特徴たる狭帯域 6.25kHz(10kHzセパレーションで使用可)とコールサイン・ルーティングによるリピータ・ネットワークと、 クライアント・コネクションによるリフレクタ運用を、明確に分けることで相互に悪影響を及ぼさない運用を目指したいと思います。

実は、今回使用する ircDDBGateway にはそのコールサイン・ルーティングとクライアント・コネクションが両方とも備わっています。 そして、そのどちらも同時に使用できる設計になって居り、コールサインルーティング(ircDDB.netやQuadnet)で使用中、リフレクタで呼ばれた場合でも両方にデータが流れる事が無いよう、 しっかりとセパレーションがなされています。

従って、このコールサイン・ルーティングの一つに、JARLシステムを組み込むとircDDBGatewayだけで、リピータアクセスもリフレクタアクセスも可能になるのですが、 日本の運用基準(審査基準)には諸々の制限が有りなかなか難しい事だろうと思います。

そこで、今回コールサインルーティング運用が可能な dmonitor と ircDDBGateway のリフレクタ・コネクションを Nextion で切り替えることによって、 一台の無線機とネットワーク接続用の Raspberry Pi で持ち運び可能な超小型ノードを作成したいと思います。

記事中ではターミナルモードでの運用を例に(クラブコールが無くても使用できる為)していますが、 DVAPやDVMEGA、ノードアダプターをお持ちの方、又はICOM Access Point Modeとすることで、無線機にケーブルを取り付ける事無く運用できます。

READ ME

dmonitorのオリジナル仕様書には、bookworm での使用に関して dmonitor 02.00 を使用する旨記載されています。もしこのシステム構成に Raspberry Pi Zero W を使用される場合注意が必要です。 仕様書のセオリーどおりに bookworm + dmonitor 02.00 が使用できるのは、Raspberry Pi Zero 2W 以降 (ARMv7/v8) となります。

ARMv6 の Raspberry Pi Zero W を使用したい場合は、OS を bullseye にし、dmonitor 01.82 をインストールしてください。これは Zero 以外の機種でも CPU 依存として発生します追記 2026.02.20
最新版dmonitorイメージのmicroSDを作成


  1. Raspberry Pi OSのサイトへアクセスします。
  2. 図の Raspberry Pi Imager をダウンロードして、インストールします。

  3. 次に、イメージをmicroSDに焼くのですが、以前のようにデフォルトユーザ(Pi)とパスワード(Raspberry)が設定されていません。
  4. そこで、対策としてこの純正イメージライタに、前もって好きなユーザ名、パスワードを指定し、SSHを有効にするかや、WiFiまで設定を登録しておけるようになりました。
    (歯車アイコン)
    セキュリティ向上のためですので、Pi: Raspbarryの組み合わせは避けましょう。

  5. イメージライタの画面上で必要なOSタイプとmicroSDのドライブを選択して [書き込む] をクリックします。 (以上 1.~ 3. 2023.3.2 修正変更)

  6. 念のために、OSのアップデートを行っておきましょう。

  7. $ sudo apt update && sudo apt upgrade -y
    $ sudo reboot
    


  8. dmonitorのインストール

  9. 準備ができたらdmonitorのドキュメント・サイトからインストールマニュアルの最新版をダウンロードします。
    必ずバージョンに合ったマニュアルに従って、インストールを実行してください。

  10. Nextionタッチパネルモニターを使用しない方は、これで終了です。
  11. Raspberry Pi専用モニターを使用していない場合でも、他のWindowsマシンのWEBブラウザー(Edge, Chrome)に、dmonitorの動いているRaspberry PiのIPアドレスを入れれば操作パネルが開きます。 つまり、dmonitorにはWEBサーバとしての機能が付属していると言うことになります。

その他の機能を有効にする



これらの機能は、RaspberryPi自体にディスプレイを付けて作業している場合は不要です。後ほどircDDBGatewayとDStartRepeaterの環境設定をする時にグラフィック環境が必要になります。
  1. *2SSHを有効にする

  2. $ sudo systemctl enable sshd
    $ sudo systemctl restart sshd
    

    Windowsマシンから、コマンドにて設定できるようにします。

    ディスプレイが接続されていない場合、この設定が出来ません。 その場合は、イメージを焼いた直後、WindowsのエクスプローラでmicroSDのドライブにアクセスします。 そこは PiOS の/boot フォルダですので注意して次のファイルを作成します。[新規作成]→[テキストドキュメント]として名前を「ssh」(拡張子も無し)とします。内容は空です。 これで、Raspberryを立ち上げた直後からSSHが使用可能です。

    *2ディスプレイが無い場合や、WiFiしか使えない機種の場合、 詳しくは ⇨こちら をご覧ください。

  3. VNCを有効にする

  4. $ sudo systemctl restart lightdm.service
    $ sudo systemctl restart vncserver-x11-serviced.service
    

    Windowsマシンから、グラフィカルにアクセスできるようにします。 (WindowsにRealVNC Viewerなどが必要です。)

  5. GPIOの⑧番⑩番ピンをTxD、RxDとして使えるようにする

  6. 「Pi3/Pi Zero WのGPIOでPi-HATと送受信する」を参考にして設定してください。

Nextionディスプレイの準備


  1. 先ず、GITHUB から からダウンロードしてください。ファイル名末尾に「_e」の付いているのはEnhanced TypeのNX3224K024_011用です。また、「2.4ud」となっているのが上下反転イメージです。

  2. *3イメージファイルを、適当なmicroSDにコピー(単なるコピーです。焼きません)して、電源の入っていないNextionにセットします。

  3. 赤のラインをRasberry Piの②ピンに、黒のラインを⑥ピンに挿して5Vを供給すると、イメージがNextionのメモリーに転送されます。 成功したら一旦電源を落としてNextionからmicroSDを外してください。

  4. *4上記の電源線以外に黄ラインを⑧ピンに、青ラインを⑩ピンに接続して、準備完了です。

  5. *3 「NEXTION EDITOR LTS」をITEADのサイトからダウンロードすると、 HMIファイルを編集したりtftファイルを作成したり出来ます。
    *4 詳しくはMMDVMノード用、ネットワークモニター Nextion 2.4 も参考にしてください。

dmonitor専用として使用する場合のD*SWITCHのインストール


    これも GITHUB からダウンロードします。(厳密にはクローンします。)

  1. 先ず、クローンするために次のコマンドでgitコマンドをインストールします。

  2. $ sudo apt install git
    

  3. 次に、gitコマンドを使ってGITHUBからクローンします。

  4. $ git clone https://github.com/ytodo/nextion_icom.git
    

  5. ダウンロードしたフォルダに入ってインストールコマンドを実行します。

  6. $ cd nextion_icom
    $ make install
    

    プログラムファイルや設定ファイルがそれぞれのフォルダーにインストールされます。
    nextionプログラム本体  :/usr/local/bin
    nextion.ini設定ファイル  :/etc/
    自動起動ファイル     :/etc/systemd/system
    また、自動起動ファイルはインストール時に必要な物は有効に、不要な物は無効に設定されます。その詳細な内容については、nextion_icomフォルダー内のMakefileを見てください。

  7. タッチパネル表示プログラム nextion の設定ファイル nextion.ini を編集します。

  8. $ sudo nano /etc/nextion.ini
    
      GNU nano 3.2                     /etc/nextion.ini
    ########################################################
    #                                                      #
    # dmonitor (Copyright(C) JARL D-STAR Committee )を   #
    # 使用する時純正のWEBではなくNextion Display にて   #
    # コントロールするようにするアプリです。               #
    #                                                      #
    #  名称: Nextion4dmonitorの環境設定ファイル            #
    #        2021.02.17                                    #
    #                                                      #
    ########################################################
    
    # ターミナルモード: 個人コール、アクセスポイントモード: クラブコール
    ### コールサインが8文字未満の場合、後ろにスペースを付け8文字にしてください。
    STATION=JE3HCZ D ---> ご自分のものに置き換えてください。
    
    # 初期接続リピータ(指定しない時は=の後を削除してください。)
    DEFAULT_RPT=JL3ZBS A
    
    # 初期接続リフレクタ(指定しない時は=の後を削除してください。)
    DEFAULT_REF=REF047 C
    
    # グリーン:2016 | イエロー:65504 | オレンジ:64512 ライトグレー:50712 レッド:63488
    # Nextion IDE で作成した色番号なら上記以外もOK
    CLOCK_COLOR=2016
    
    # リピータリスト書き込みタイミング調整(マイクロ秒/デフォルト10msec)
    ### 当方のテストではPi Zero: 30000 / Pi3: 35000
    SLEEPTIME=30000
    
    # デバッグモード(デフォルト:0/有効:1)
    DEBUG=0 ---> 簡易モード。詳しくログを表示したい時は1を設定してください。
    
    # Nextionの接続ポート(dmonitorイメージ: serial0 / その他 ttyAMA0、ttyUSB0...)
    PORT=serial0 ---> ターミナルモードの場合serial0ですがDVMEGA等では変わります。
    
    # 優先モード(MAIN:切替え画面 / DMON:D*MONITORと同じ / REF:Nextion_dstarと同じ)
    MODE=MAIN ---> dmonitor専用として切替えをしない場合は DMON に書き換えます
    

    それぞれの項目にある説明に従って編集してください。初期接続リフレクタの欄は後ほどircDDBGatewayをインストールした時に必要になります。 ここでは切替えのないdmonitor専用として設定しますので、リフレクタが指定されていても無視されます。


dmonitor用設定ファイルの編集


    dmonitor純正のWEBコントローラから設定済みの場合は、これらの編集作業は不要です。

  1. 先ず、dmonitor用設定ファイルを確認します。

  2. $ cd /var/www
    $ ls
    ConnectCall    dmonitor.conf   dvmega.conf       node.conf       rpt_mast.txt
    buff_hold.txt  dvap.conf       dvmega.conf.save  node.conf.save
    cgi-bin        dvap.conf.save  html              rig.type
    

    複数ファイルが有りますが .conf と言う拡張子の付いているのが設定ファイルです。今回はターミナルモードとして設定しますので必要なのは dmonitor.conf だけです。

  3. dmonitor.confを編集します。

  4. $ sudo nano dmonitor.conf
    
      GNU nano 3.2                      dmonitor.conf
    ICOM  ---> ターミナルモードの場合このままです。
    NONE  ---> dmonitor純正の液晶表示を使用する時以外はこのままです。
    XX0XX ---> nextion.iniの STATION= と合わせます。(JE3HCZ D)
    

  5. これでインストールが完了しましたので再起動します。

  6. $ sudo reboot
    

    今までのdmonitor専用、D*MONITORとほぼ同じ画面が表示されたら成功です。

=MEMO= D*MONITOR(dmonitor専用Nextionアプリ)として利用する場合は、これで完了です。

ircDDBGatewayとDStarRepeaterのインストールと設定


  1. ircDDBGatewayとDStarRepeaterをインストールします。

  2. 最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS) を参照し、「OSの前準備」から続けてください。

  3. ircDDBGatewayの設定

  4. ircDDBGateway 初めての設定(2) を参照してください。

  5. DStarRepeaterの設定

  6. DStarRepeater 初めての設定(2) を参照してください。

  7. RemoteControlの設定

  8. ircDDBGatewayをインストールすると、remotecontrolとremotecontroldというアプリケーションが /usr/bin にインストールされています。 グラフィックモード(GUI)のTerminalで remotecontrol を立ち上げてリモート環境を設定します。

    $ sudo remotecontrol
    

    メインメニューの[Edit]→[Preferences]と選択すると右図のようなダイアログボックスが表示されます。

    AddressとPortはデフォルト値ですので変更可能ですが、一台のRaspberryにircDDBGatewayとDStarRepeaterがインストールされている場合は127.0.0.1です。 ポートとパスワードは自由に設定できます。ただし、ポートを変更した場合、ircDDBGatewayの設定も合わす必要が有ります。

    保存して再度立ち上げコマンドを入力すると、コールサインの入ったコントロールパネルが表示されます。

    上記のコマンドを実行した場合、sudoが指定されているので管理者である/root/下に設定ファイルが置かれます。sudo を指定しないで実行すると/home/USER/下に置かれます。 事情によってどちらが使われても良いように、両方設定して置いた方が良いでしょう。設定ファイルをコピーしても構いません。

  9. /etc/nextion.iniの編集

  10. $ sudo nano /etc/nextion.ini
    
      GNU nano 3.2                    /etc/nextion.ini
       :
       :
    # 優先モード(MAIN:切替え画面 / DMON:D*MONITORと同じ / REF:Nextion_dstarと同じ)
    MODE=MAIN ---> MAINになっている事を確認してください。
    

Nextion用ソフトウェアのアップデート


$ cd nextion_icom
$ make update




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2021年5月10日月曜日

144/430デュアルバンドYAGIの制作と自動衛星追尾

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昨年(2020年)の年末から今年にかけて、ISSからのSSTV受信や滋賀学園のスクールコンタクト100回記念の大成功を目の当たりにして、衛星も含めた追尾システムに興味を惹かれて居ました。コロナ禍で自粛ムードの中、ARISSスクールコンタクトの情報サイトに手頃な自動追尾装置の案内が掲載されました。

早速発注をし、待っている間にアンテナを製作することにしました。アンテナについては良くfacebookなどで紹介されている、2mが3エレのものが目に止まっていたのですが、へそ曲がりな私は以前から目を付けていたPhilippine Amateur Radio Association (PARA)の4E1EEEデュアルバンドアンテナを選択しました。

固定シャックでの大掛かりな運用が出来ないアマチュアハムでも、手軽に持ち出せて広々とした公園などで、手持ちで運用できるようなものです。また仰角水平ローテータやコンピュータ及びソフトウェアがワンパッケージになっているSARCTRAC Mk2のお陰で、先人が苦労された部分をスルーして容易にシステム化出来るような素晴らしい設計のものでした。
DIYセンターで揃える主な構成部品・部材


・アンテナブーム12mmアルミ角パイプ約1.5m
アンテナ図面
・144MHzエレメント5mmアルミ丸パイプ(長さは図面参照)
・430MHzエレメント4mmアルミ丸パイプ(   〃   )
・エレメント固定部材配線用クランプ(金属でないもの)
・ビス、ワッシャ、
  セルフタップネジ等
固定部材や方法に合わせ調達
・バランスアーム30mmLアングル約1m
・アンテナとLアングルを
  固定するマジックテープと木材 
有り合わせのものでOK
・内径35φ(+α)の塩ビキャップ三脚の先端を補強しローテータの基台にする
アンテナ以外の重要パーツ



購入はSchool Amateur Radio Club NetworkのProductsページ最下部からできます。付属のマニュアルに従って初期設定を済ませて置いてください。
購入は、amazonやサウンドハウスで出来ます。商品名はスピーカースタンド35φです。

50kgから90kgの荷重に耐えるしっかりした物です。

部材の加工と組立


  • 各エレメントを図面の寸法通り切断します。

  • 144MHzのリフレクタは106mm必要ですが、1mカットの商品しかなかったので、5mmのパイプの中に4mmの430Hz用パイプを少しカシメて叩き込みました。

    更に、給電部は真ん中で2つにカットします。2つのクランプで少し間隔をとって取り付けますので、周波数特性が低い方(波長の長い方)へずれると思います。 間隔分(数ミリ)をカットしておくと良いでしょう。


  • ブームの直交する2面へ、それぞれの周波数用にビス穴を開けます。
  • 実際には、配線用クランプのオフセット分ズレてきますが、全てが同方向に移動するだけで問題ありません。

  • ビス穴に従ってすべてのエレメントをクランプします。



  • 給電部は、絶縁できる3ミリ厚程度のものがあれば、何でも結構です。



  • 給電部に同軸ケーブルを接続します。

  • この写真は4mmΦのエレメント(430MHz)のもので小さなビスが使えたのですが、太くなるとビスも大きくなり給電部がくっついてしまいます。 そこで、クランプするときにはんだ付けした銅板をアルミパイプに重ねて(アルミの表面を少し削っておく)共締めにしました。

    自動追尾装置を付けず手持ちで運用される方は、後述のSWR測定へ飛ばしてください。ここまでの組み立てでの完成重量は400gで十分手持ち運用できます。


  • SARCTRAC Mk2とのアッセンブル部品を構成します。

  • SARCTRACからテスト用基台(木製)とテスト用アーム(プラスティック製)を外し、本体のピボット軸との接合部品を付け替えます。

    Lアングルのバランサーの方は、最初からカットせずにアンテナを仮付けして、実際にバランスを取ってから位置決めします。 仰角ピボットに掛かる重量が2kgを超えない程度に、オーバーハングの長さと重さを調整します。私の場合400gのアンテナに対しアングルと重りの総重量は800gでした。


    左図は、水道管のキャップのようなものを三脚の先端にビス止めしたものです。この上にピボット受けを取り付けます。


  • アンテナとバランサーを簡便に接合するパーツ(参考)
  • 適当な角材で12mm角のブームと抱き合わせて、マジックテープで巻くだけの結構スグレモノ。白いマジックテープは3Dセンサーの固定用です。

    このセンサーの固定を忘れて電源を入れると思わぬ方向へアンテナが振れて壊すので要注意です。
    アンテナのSWR調整




    =MEMO= 今回のアンテナ調整には、買い求めてから長らく放置状態にあった NanoVNA-H の利用環境を整えるために、 古いネットブックと言われる非力なPCを専用マシンに仕立てました。非力故にLinux Debianベースに Calsat32 と NanoVNA Saver をインストールしており、 結構衛星追尾専用として使えそうです。 興味のある方はご参照ください。 ⇨ 「Calsat32をLinux上で(NanoVNA Saverも)」


    ラジエータ・エレメントの調整は、スタブ等を着けることも出来ますが、少しの範囲ならばクランプを緩めて抜き差ししてみると可能です。 短い場合は、左右のエレメント先端に内径に合ったパイプを仮に入れてみるといいでしょう。余分が有ればマッチングを取った長さに作り変えます。

    やっとNanoVNAの出番が回って来ました。ついでに各ソフトウェアやファームウェアもバージョンアップしました。上図は144MHz帯の例ですが1.2付近までは落ちているようです。 少しエレメントを長くすれば、もう少しは落ちると思われます。 下図の430Hz帯の方は、これ以上望まないほうが良さそうです。



    さていよいよ運用に入りますが、何せ新参者なので最初は、色んな衛星を迷惑を掛けないようにワッチしてみたいと思います。 最近は、大学や研究機関がキューブサット(10センチ角を基本とする)衛星を打ち上げたり、ISSから放出したりしていて、中には信号受信に協力依頼をされているところも有ります。 とても楽しみです。

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    2020年6月12日金曜日

    ircDDBGateway 初めての設定(2)

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    初めて ircDDB Gateway を設定しようとする方向けに最低限の設定項目の紹介と設定の基本をご説明したいと思います。 ここでのコマンド等の説明にはグラフィックモードで立ち上げた Raspberry Pi OS 上のターミナルを使用します。


    設定までのインストールと構成は、最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS) を、2015年のircDDBGateway安定版をお使いの場合は ircDDB Gateway 初めての設定 をご参照ください。

      先ず,この設定画面を立ち上げるには,次のように shell コマンドを実行します。
      $ sudo ircddbgatewayconfig
      

    1. ネットワークに接続するためのゲートウェイを設定します。
    2. [Type]は Hotspot を選択します。Repeater を選択しても同様に稼働させられますが,日本では自作のリピータは登録できませんので意味を成しません。 従ってシンプレックス・ノード(Hotspot)として設定します。

      [Callsign]には、補助機器としてこのゲートウェイ・モデムを無線機とともに申請した*1クラブコール(社団局)を指定します。

       [Local Icom Address]と[Local Icom Port]は Icom製コントローラを使用したときの設定値が標準設定されていますので、 ダミーを指定して置いた方が思わぬトラブルに見舞われることが無いと思います。(例: 127.0.0.1 / 20009)

       他の項目については標準設定のままにしておきます。[QTH][URL]も空のままでかまいません。


      *1 例外として、ノードを個人の固定用アクセスポイントとして使用する場合のみ、個人固定コールサインが使用できます。 但し固定した運用であっても、公開ノードの場合はクラブコールにすべきと考えています。
      DV Dongle(ICOM Terminal Modeを含む)については電波を発することがないため個人コールサインで運用できます。 何れにしても、JARD、TSSでの保証認定と総通への申請が必須ですので、移動することも考え合わせると、 クラブコール(ノードコールサインとして個人単独で取得する国もある)にまとめてしまうのは一つの方法です。



    3. Repeater 1 の設定をします。
    4.  この設定タブは2ページずつセットで4台分あります。つまり,一つの ircDDBGateway でいろいろな*2コントローラを4種類まで設定できます。 ただし,シンプレックス・ノード(Hotspot)の場合,通常一台のパソコンに一種類のコントローラが普通です(一セットずつ持ち運ぶかも知れないから)。 その場合は,[Repeater 1]のみ設定で,各Raspbery Pi が全く同一の設定になっても問題ありません。

      [Band]は A:1200MHz B:430MHz C:144MHz D:Dongleに従って設定します。(このルールは必須ではありません。)

      [Type]は Homebrew です。

      なお,自動接続したい[Reflector]の設定でDPlus系を選択したいときは,後述する[D-Plus]の設定を完了後保存再起動して初めてドロップダウンリストに表示されます。 起動時自動接続したいときは[Startup]も Yes に変更します。

      2ページ目の設定は、使用する周波数以外は、標準のままにしておいてください。(公開ノードはVoIPの使用区分です)


      *2 コントローラとはPCリピータコントローラのことで,DVAP node や GMSK Repeater, Soundcard Repeaterなどがあります。 リピータ用のコントロールソフトと共通なので名前がリピータと付いているものも多いのです。

    5. ircDDBの設定
    6. [ircDDB]は 1~4まで Disabled に設定します。この項目はリフレクターのノードとして使用する上に於いては設定不要です。

      日本では許可されない自作リピータとして、海外で利用される *3 ircDDB.net(ircDDBGatewayとは全く違うものです)というコールサインルーティングをする、 世界規模のネットワークに加入したときに必要となる項目です。

      この種のネットワークは他の種々のネットワーク(たとえば Quadnet)と関連性が有り事情をよく理解した上で利用する必要もあるため使用しません。


      *3 ircDDB はドイツで運営されている世界規模コールサインルーティング用ネットワークサーバで、 加入すると自分自身のノードをリピータとして世界の土俵に載せられ公開できます。世界中からダイレクトにコールされる可能性が有ります。

    7. D-PRS(GPS)の設定をします。
    8. [D-PRS]も同様に Disabled に設定します。

      理由は D-PRS 機能を自動送信にしたユーザーが居た場合(自分自身でなくても), 接続しているリフレクターなどにカーチャンクが入り続け他局に迷惑となると同時に不要に APRS のシステムに負担を掛ける結果となるためです。 有効にされる場合は特に配慮をして戴くようお願いしたいと思います。

    9. DExtra(XRFリフレクタ)の設定をします。
    10. [DExtra]も Disable に設定します。

      理由は、日本国内においてXRFリフレクタと呼ばれているものが存在しますが、DExtraプロトコル(手順)で接続可能であるという事で付けられたネーミングで、本来はXLXリフレクタです。 アメリカには本来のXRFリフレクタとしての別のサービスが存在します。従って混乱や誤接続のトラブルを避けるため、XLXリフレクタへは後に出てくるXLX接続手順を使います。
    11. D-Plus タブでは US Trust 系のリフレクタやリピータ接続の設定をします。
    12. まず,[D-Plus]を Enabled に変更します。
      [Login]には*4 US Trust に認証されたコールサインを入力します。

      さらに、そのコールサインは、この ircDDBGateway と DStarRepeater のインストールされた Raspberry Pi(又は別のPC)を補助機器として、 無線機とともに登録済みのものであることが必要です。


      *4 US Trust に認証されたコールサインを取得するには,まず D-STAR機の MyCall に、 「登録したいコールサイン」を入れ,近くのリピータから他のリピータにエリアコールして交信を成立させ(自動送信による応答でもOK)、 半日ほどたてば使用できるようになります。
      これはゲートウェイを越えて交信が成立した局のリストを元に,JARL管理サーバと US Trust サーバが一時間に一度同期しているためです。


    13. DCS リフレクタとコール・コールサイン・システムの設定
    14. [DCS]は標準どおり Enabled に設定します。DCS 系のリフレクタは認証を必要としないため有効にするだけで接続できます。
      [CCS]は Disabledに設定します。


      =MEMO= DCSサーバとCCSサーバは、2018年秋、管理グループのメンバー交代により閉鎖されました。 ただ、DCSプロトコルはXLXリフレクタなどへの安定した接続プロトコルとして使用されており現在でも有効です。

    15. XLX リフレクタへの接続
    16. [XLX]は標準でEnabled に設定されています。只、このままで XLXリフレクタに接続しようとしても繋がりません。

      実は XLX Hosts File の保存場所が、他の DPlus_Hosts.txt や DCS_Hosts.txt の様にRaspberryPiのフォルダではなく、URLに成っていて、 且つ、実際にそのデータベースのあるサーバーが指定されていません。

      そこで、[Hosts file URL]を次の様に変更します。

      http://xlxapi.rlx.lu/api.php?do=GetXLXDMRMaster

      只、目的のリフレクターのURLがダイナミックDNSでグローバルIPアドレスが固定されていない(通常サーバーを運用する場合固定アドレスを使用します)場合は、 ダイナミックDNS名で作成された、別ファイル(XLX_Hosts.txt)を入手して所定のフォルダに置き、そのフォルダを指定します。
    17. リモート・コントロールサーバの設定
    18. とても便利な機能です。是非使ってみてください。
      [Remote]を Enabled に変更します。さらにこのリモートサーバに *5 ログインするための[Password]を入力します。
      [Port]については、ircDDBGatewayのサイトなどでは 5000 より大きな(たとえば 22222 など)の好みの値を使うようにとの指示が掲載されています。その場合は,各パソコンのファイヤウォールにポートを開けてやる必要があるかも知れません。


      *5 ログインするためのリモートコントローラはこの設定用プログラムと同じフォルダに remotecontrol.exe というプログラムとしてインストールされています。
      また,Google Play から Android アプリとして「ircDDB remote」(PA7LIM作)がダウンロードできます。


    19. Mobile GPS
    20. 機能確認中
    21. その他の設定 Misc
    22. 初期設定のままでいいと思います。[Language]には英語と米語があります。

      [GUI Log]は膨れあがるのを防ぐためだろうと推測しますが Disabled になっています。

      必ず[Save]して,ircDDBGateway 本体を再起動しなければ反映されません。



    ircDDBGatewayの設定が終わったら、次は DStarRepeater 初めての設定(2)をご参照ください。

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    DStarRepeater 初めての設定(2)

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    2014年1月に最終リリース版として,各モデム別(DVAP,GMSKなど)のリピータソフト開発は打ち切られ「DStarRepeater」に統合されました。 それぞれのモデム機能は統合ソフトの中で選択し,共通の部分をひとつにまとめたものです。
    尚、最近ではICOM ターミナルモードやMMDVMボードもサポートされています。


    設定までのインストールと構成は、 最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS) を、2015年のDStarRepeater安定版をお使いの場合は DStarRepeater 初めての設定 をご参照ください。

      先ず,この設定画面を立ち上げるには,次のように shell コマンドを実行します。
      $ sudo dstarrepeaterconfig

    1. Callsignタブの設定
    2. [Callsign] には一般的にクラブコールサインを入力します。 ircDDBGatewayの設定、[Gateway]と同じコールサインにすることが必要です。

      モジュール文字は海外のリピータのモジュールに対応しています。つまり 1200MHz : A、430MHz : B、144MHz : C、Dongle : D などです。

      [Gateway] には同じコールサインを入力します。

      [Mode] はノードの場合 Simplex を選択します。

      [Ack] は BER に設定します。
      Bit Error Ratio の略で,後ほど調整をするときこの数値ができるだけ 0.0% になるようにします。

      [Restrict]は通常 Off にします。
      通常とはクラブコールを使った場合です。On にするとノードと無線機が同じコールサインである必要性が生じるので,日本では固定・移動の個人コールの時のみとなります。 その場合他人にノードを使用されることなく自分専用となります。

      [RPT1 Validation]は RPT1 や RPT2 に 文字を入れ DUP+(または DUP-)を有効にする場合に必要となるもので Simplex 選択時は Off にします。


    3. Networkタブの設定
    4. [Gateway Address]は,1台のPC(Raspberryなども含む)に ircDDB Gateway と DStarRepeater をインストールした場合, 自分自身を表す 127.0.0.1 となります。

      [Gateway Port]通常変更しません。

      [Local Address]も自分自身を表す 127.0.0.1 となります。

      [Local Port]ircDDBGateway の設定ではリピータ(ノード)が4台まで組み込めます。リピータ1にはポート20011,2には20012と言うように20014までが対応しています。 今設定している DStarRepeater は ircDDBGateway での何番のリピータかによって合わせる必要が有ります。(今回はリピータ1に設定と仮定します)

      [Name]は,Simplex では使用しません。


    5. 右2ページは規定のまま


    6. Beaconタブの設定
    7. [Time(mins)]は,通常10分ぐらいに設定しますが、調整においては、接続時アナウンスやこのビーコンアナウンスを聞きながら行いますので、最短時間にします。

      [Message]規定値で構いません。

      [Voice]Time(mins)と同理由で Enabled に設定します。

      [Language]UK または US の英語がいいでしょう。残念ながら日本語はありません。
      (別途DV Dongle形式で録音したものを流す機能があります。 voicetransmit)
    8. Modemタブの設定
    9. [Type]ここでモデムの種類を選択します。その上で[Configure]をクリックして各機能別の設定調整作業用のダイアログボックスを表示させます。


    10. Control1タブの設定(サンプル)
    11. 初期の設定では不要ですが、機能の説明として簡単に記述します。

      [Control]Enabled に変更します。

      [RPT1 Callsign]仮に CONTROL と入力します。

      [RPT2 Callsign]仮に CONTROL と入力します。

      通常RPT1、RPT2と言えば、JX9XXX A、JX9XXX G のようにコールサインルーティングに使用します。 しかし、コールサインだと自分以外の人にコントロールされてしまう可能性も有りますので、自分だけが分かる文字列とします。 RPT1とRPT2が違っていても構いません。

      次に、Contoro2 タブの設定をします。
    12. Control2タブの設定(サンプル)
    13. [Command1]の左側フィールドに REBOOT と入力します。

      次に、右側フィールドに、shutdown -r now と入力します。

      この意味は、無線機のメモリーに、名前:REBOOT DUP:DUP+又はDUP- 周波数シフト: 0.000 RPT1:CONTROL RPT2:CONTROL UR:REBOOT として置いてカーチャンクすると、 離れた場所から、Raspberry Pi等を「再起動」させられる事になります。
    14. Controllerタブの設定
    15.  [Type] USBケーブを使用し,シリアル・USB変換をしている場合、Serial - /dev/ttyUSB0 を選択します。

      [Config]Simplex の場合,[2]を選択します。

      [PTT Inversion]PTTコントールのプラス/マイナスを反転させます。通常は反転させません。(Off)


    ここで記述していない箇所については初期設定のままにして置いてください。

    ircDDBGatewayの設定は ircDDBGateway 初めての設定(2)をご参照ください。


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    2020年6月3日水曜日

    最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS)

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    =MEMO= Raspbian は今回のバージョンから Raspberry Pi OS と改名しました。今後文中では Pi OS と略します。
    =MEMO= Pi OS Bookworm にアップグレードする場合は、 こちらを参照してください。(2024.2.2)
    =MEMO= Pi OS Trixie は現在ライブラリーの大幅なアップグレードのためコンパイル出来ず対応しておりません。(2026.1.23)

    D-STARで個人用ノードから汎用リピータに至るまで最もポピュラーになった ircDDBGateway と DStarRepeater。 その基本はアイコム社のリピータシステムに於ける dsgwd(D-Star GateWay Daemon)とコントローラ ID-RP2C の構成と何ら変わりは有りません。

    つまり、ircDDBGateway がコールサインルーティングのゲートウェイに当たり、コントローラを DStarRepeater が担っています。 無線機を一つ繋げば個人用ノードとなり、送信用、受信用に二つ繋げばリピータになります。

    日本ではリピータはJARLの管理ですので、シンプレックス・ノードとしてしか使用できませんが、欧米では自作公開リピータとしても多数利用されています。 そのシンプレックス・ノードと、受信と同時にダウンリンクを持つリピータ(デュープレック)とは、ircDDBGateway の設定値で変更するだけという簡便さです。

    又、ircDDBGateway はコールサインルーティング・ネットワークである ircDDB.net のゲートウェイとしてだけでなく、D-STARプロトコルで運営されているリフレクタへの接続もサポートして居り、コールサインルーティング網とリフレクタ網のセパレーション(切り替え、ループ混信の防止)にも優れています。

    私は、ircDDBGateway のコールサイン・ルーティングセクションに、JARLプロトコルが追加され、法的な違いや運用基準の違いをソフトで乗り越えて、世界が一つになることを願うものです。
    最新版 Pi OS の microSD 作成


    Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop
    =MEMO= Bookwormでも変わりなくインストール出来る事を確認済みです。 2023.11.05 追記
    最新版(2023年現在)の PI OS では、セキュリティ上の問題で、デフォルトユーザが削除されています。 従って、従来のように pi : raspberry ではログインできません。
    この問題は、Raspberry Pi 純正のイメージライタ(最新版)を導入することによって、 事前にログイン情報、SSHやWIFIの使用情報などをライタに登録しておいて設定するようになっています。
    2023.3.2 追記
    1. Raspberrypi.orgのダウンロードページ から 「Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop」の ZIP をダウンロードします。余分なソフトウェアの入っていないデスクトップ版で、Lite では設定が出来ない場合が有りこのバージョンとしました。
    2. 解凍してイメージファイル(2020-05-27-raspios-buster-armhf.img=2020.6.2現在)を抽出します。
    3. Win32 Disk Imager などを使用してイメージファイルをmicroSDに焼きます。
    4. そのまま、WindowsマシンにmicroSDカードを指したまま、カードのドライブ(多分F:とかG:)にエクスプローラでアクセスします。 マウスの右ボタンで[新規作成]→[テキスト ドキュメント]を選択、内容は何も書かずファイル名を「ssh(拡張子無し)」として保存します。
      これで、Raspberryを立ち上げた時、SSHが使用可能になっています。
    OSの前準備


    Raspberryに専用ディスプレイ、キーボード等を接続してGUIで作業される方は、Terminalアプリにて以後、SSH同様に作業してください。
    1. 先ず、microSDの全容量が使用されているか確認します。
    2. $ df -h
      

      もし、16GBの物を使用しているのに4GB程しかサイズが無ければ、次のコマンドで拡張してください。

      $ sudo raspi-config
      

      [7 Advanced Options]→[A1 Expand Filesystem]で拡張します。(再起動が必要です)
      又、同様にこのメニューを使って、パスワードを変更するなどセキュリティ対策も施してください。

    3. 次に、OSの更新をします。
    4. $ sudo apt update
      $ sudo apt upgrade -y
      $ sudo reboot
      

    5. ircDDBGatewayとDStarRepeaterに使用するライブラリーをインストール
    6. PiOS 10(Buster)以前
      $ sudo apt -y install wx3.0-headers wx-common libwxgtk3.0-0v5 libwxgtk3.0-dev libwxbase3.0-0v5 libwxbase3.0-dev portaudio19-dev libportaudio2 build-essential libusb-dev libusb-1.0-0 libusb-1.0-0-dev
      

      PiOS 11(Bullseye)から一部ライブラリーのバージョンが変わっています。Bookworm確認済み
      $ sudo apt -y install wx3.0-headers wx-common libwxgtk3.0-gtk3-0v5 libwxgtk3.0-gtk3-dev libwxbase3.0-0v5 libwxbase3.0-dev portaudio19-dev libportaudio2 build-essential libusb-dev libusb-1.0-0 libusb-1.0-0-dev
      
      MMDVMHostをコンパイルする時は libsamplerate-dev も必要です。

    7. GPIOをアプリで使用するために WiringPi が必要です。インストールの詳細は「Wiring Pi(ワイヤリング・パイ)が必要!!?」をご参照ください。

    アプリケーションのダウンロードとインストール


    今後コマンドの実行ディレクトリーは、USER Loginした直後のホームディレクトリー(/home/USER/)として記述します。[$ cd]の記述はホームに戻ることを意味します。
    1. G4KLX(ジョナサン・ネイラー)のGITHUBから最新版をダウンロード
    2. URLはhttps://github.com/g4klxです。 但し、ダウンロードには gitコマンドを使用します。

      $ git clone https://github.com/g4klx/DStarRepeater.git
      $ git clone https://github.com/g4klx/ircDDBGateway.git
      

      この作業はG4KLXのリポジトリのクローンをRaspberry内に作ります。GITによって管理され、後々作者がアプリの開発を進めた場合にも、 差分が管理されているので、フォルダ内で次のようにするだけで、ソースプログラムのアップデートが出来ます。(コンパイルし直す必要は有ります)

      $ git pull
      

      GITについての詳細は検索にてご参照ください。

    3. それぞれのフォルダ内でコンパイル、インストールします。
    4. $ cd ircDDBGateway
      $ sudo make install
      $ sudo make install -f MakefileGUI
      

      $ cd ../DStarRepeater
      $ sudo make install -f MakefilePi
      $ sudo make install -f MakefileGUIPi
      $ cd
      


      =MEMO= OSにより(PiOSか否か)、又、グラフィカルかテキストかに依ってMakefileが異なるので注意 [-f]でファイルを指定しなければ標準の Makefile が使用されます。

      $ ls /usr/bin/irc* /usr/bin/dstar* /usr/bin/remote*
      /usr/bin/dstarrepeater        /usr/bin/dstarrepeaterd  /usr/bin/ircddbgatewayconfig  /usr/bin/remotecontrol
      /usr/bin/dstarrepeaterconfig  /usr/bin/ircddbgateway   /usr/bin/ircddbgatewayd       /usr/bin/remotecontrold
      
    アプリケーション設定の準備


    1. グラフィックモードでの立ち上げ
    2. 専用ディスプレイで使用する場合は、キーボード・マウスを接続して立ち上げれば、即設定に入れますが、ここまでSSHで作業して来て、ディスプレイの無い方は VNC を有効にします。

      $ sudo systemctl start vncserver-x11-serviced.service  
      

      VNCViewer(RealVNC, UltraVNCなど)をインストールしたWindowsマシンなどからグラフィカルにアクセスできるようになります。 運用が開始するまでは、再起動しても VNC が常時使えるようにしたい時、またそれをやめたい時は次のようにします。

      $ sudo systemctl enable vncserver-x11-serviced.service 
      $ sudo systemctl disable vncserver-x11-serviced.service 
      

      又、VNCのサイズを変更したい時は

      $ sudo nano /boot/config.txt
      			:
      # uncomment to force a console size. By default it will be display's size minus
      # overscan.
      #framebuffer_width=1280
      #framebuffer_height=720
      framebuffer_width=1600
      framebuffer_height=1200
      

    3. GPIOのシリアル接続を利用する場合の準備
    4. 「Pi3/Pi Zero WのGPIOでPi-HATと送受信する」をご参照ください。
    この続きは、ircDDBGateway 初めての設定(2)及び DStarRepeater 初めての設定(2)をご参照ください。

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    2020年5月21日木曜日

    WiFiがスリープしていませんか?(接続が切れる)

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    HS-HAT系モデム、ircDDBGatewayのターミナルモード、dmonitorなど、Pi Zero や Pi 3 などオンボードWiFiや USBドングルWiFiなどを使うことも多いと思います。

    さて、それらを使用中、接続が何時の間にか切れているなんてことは有りませんか?

    原因の一つが、ひょっとしたらWiFiのパワーセーブに原因があるかも知れません。

    自動的にパワーセーブを解除して、WiFiがスリープするのを防ぐにはこちらをご参照ください。

    2019年1月7日月曜日

    新ゲートウェイ管理者向け ラストハード表示アプリ(C/PHPとD-STARを勉強する)

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    =MEMO= 2024年1月現在のゲートウェイ・アプリケーション仕様変更(2023年の法改正による)に伴い、xchangeへの接続方法も変更になりました。 間もなくリリースされる次期D-STAR仕様書に現行6.0aより更に詳しく記載される模様ですが、初期化パケットがxchange起ち上げ時発行され、 それに返答する事によって継続的にポートが利用できます。未だ確定では無く仕様が変更される可能性は有りますが、今回そのプロトコルに対応した lastheard v2.0.0 を公開しました。以下のインストール手順には変更有りません。  (2024.01.18 追記)
    =MEMO= Last Heard v.2.0.2にアップデートしました。 主な変更点は接続ユーザのデータをログからではなくmulti_forward WEBのデータから取得し、スキャン接続など瞬間の接続・切断で接続が残るのを解消しました。なお現在アプリの運用確認はRaspbian(Pi OS)のみとなっています。(2024.5.29 追記)



    実際のWEBはこちらから


      D-STAR リピータも年が明けて、155ヶ所ほどが新ゲートウェイ採用となりました。今までのゲートウェイ(アイコム社製 dsgwd )は文字通り、コントローラ(ID-RP2C)とインターネットの間に入ってRF側とインターネット側の行き来を制御していました。
      今回はその機能として、JARL管理サーバのアドレス指定に、IPアドレスではなく名前(FQDN)として trust.d-star.info を指定するように変更され、これによって2台のサーバ(IPアドレスは違う)が一つの名前で参照され、安全性が向上しました。
      また、今まで UDP:40000 と言うポートに制限されていた、コールサインルーティングの復路も、ホールパンチ対応となり、往路が使用したポートを使って戻ってくるように仕様変更されました。ターミナル/アクセスモードでの 40000 ポート制限も、この方法で間もなくクリアされると思います。

    その他に特筆すべきは、今回のプログラム構成の大きな変更です。図のようにコントローラとゲートウェイソフトの間に xchange と言う物が割って入っています。このためご存じのように各設定ファイルに、インターネット側、コントローラ側以外にローカルホストを使った橋渡しの設定が必要になりました。これらについては別途開設に委ねるとして、新設されたxchangeのポート分配機能を今回利用させて戴いて、ユーザサイド利用規程に則ったポート UDP:52000 から通信データを受信して、そのアクセス履歴(ラストハード)をWEB表示するようにしてみました。

    =MEMO= v.2.0.0でxchageからのデータ取得でハンドシェイクに対応しました。そのためxchange WEBにてlastheardがOK表示となりました。(2024.1.19 追記)
    ソフトウェアのダウンロード
    ソフトウェアはあくまで、自分自身の勉強の為にC言語、PHPを使って書いてあります。著作権は保持していますが、CC-BY-NC-SA(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)に従って、自己責任で自由にお使いください。
    1. ゲートウェイサーバのCentOSでgit cloneします。

    2. # git clone https://github.com/ytodo/lastheard.git
      # cd lastheard
      # make
      

      これで、ラストハードをログへ出力するアプリ「lastheard」が作成されました。PHPのWEB表示プログラムはフォルダhtmlに同梱されています。

    3. httpd(apache2)を自動起動設定します。

    4. # systemctl enable httpd.service
      # systemctl start httpd.service
      

      再起動した時に、自動的に起動するよう設定した上で、手動で起動します。標準ではポート80でゲートウェイPCのIPアドレスをブラウザーで見るとテストパターンが見えます。

    5. ダウンロードしたアプリケーションを各フォルダーに置きます。

    6. # \mv lastheard /usr/local/bin
      # \cp -f html /var/www
      

      コマンドの mv と cp の前に付いている「\」は、エイリアスのお陰でコマンド通りの挙動にならないため、エイリアスをキャンセルするための物です。

    7. ラストハードアプリ自体の自動起動を設定します。

    8. # nano /etc/systemd/system/lastheard.service
      
        GNU nano 2.3.1        File: /etc/systemd/system/lastheard.service
      [Unit]
      Description = lastheard daemon
      After = xchange.service
      
      [Service]
      ExecStart = /usr/local/bin/lastheard
      Restart = always
      Type = simple
      
      [Install]
      WantedBy = multi-user.target
      

      ユニットファイルが作成できたら、自動起動を有効にします。

      # systemctl enable lastheard.service
      # reboot
      
      これで、立ち上がればブラウザーでラストハードが見られるはずです。カーチャンクしてみてください。

    9. 環境設定ファイルの編集をします

    10. # nano /var/www/html/conf/db.conf
      
        GNU nano 2.3.1        File: /var/www/html/conf/db.conf
      #
      #   D-STAR Dashboard configuration file
      #
      #   2018.12.22  Yosh Todo/JE3HCZ
      #
      
      # 自局設定
      RPTNAME=xxxx D-STAR GATEWAY --> 漢字も使えますがこのファイル自体をShift_JISで保存してください
      RPTCALL=JPnxxx A
      
      # LASTHEARD 行数
      LINES=10
      
      # リフレッシュ間隔(秒)
      INTERVAL=2
      
      # ヘッダーに表示するグラフィックスのファイル名
      # (名前は的下ですが、images に入れるファイルと一致させてください)
      #   ファイル形式はjpg gif png 幅400px 高さ200px程度
      #   ファイル容量 数十キロバイト推奨
      HEAD_PIC=header_picture.jpg
      
      # ヘッダー画像の左右/上下位置と繰り返し表示有無
      #   left/center/right  top/bottom  repeat/no-repeat
      PIC_POSx=right
      PIC_POSy=top
      REPEAT=no-repeat
      
      # バックグラウンドカラーの変更が出来ます。
      #   例 グリーン: #55AA55  名称標記も可能: white
      #   指定しない又は行そのものがない場合、規定値となります。--> シックなオレンジ
      
      BGCOLOR=
      
      

      設定値のイコール(=)前後はスペースを入れないでください。


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    73
    Yosh Todo/J E 3 H C Z

    ご意見等は当ブログトップメニューページの「FORUM」リンクからお願いします。

    2018年12月9日日曜日

    Pi3/Pi Zero WのGPIOでPi-HATと送受信する

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    Pi3 や Pi ZERO W で GPIO 接続型の無線用モデム(DVMEGA、MMDVM HS HATなど)や Nextionなどのディスプレイとデータを送受信出来るようにしようとする時、 今までの、Pi1/2等のように Bluetooth が搭載されていないタイプのものと設定が異なります。次のように変更してください。

    $ sudo nano /boot/cmdline.txt
    
      GNU nano 2.7.4         File: /boot/cmdline.txt
    #dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=60e09218-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait
    dwc_otg.lpm_enable=0 console=tty1 root=PARTUUID=60e09218-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait
    
    太線部分を削除します。元の標記の上で [Ctrl]+[k]とするとその行が消えます。次に[Ctrl]+[u]とすると一旦消えた行が貼り付けできます。これをもう一度実行し、行を複写して置いて一行を編集し、元の行を # でコメントアウトしておくと便利です。

    $ sudo systemctl disable serial-getty@.service
    $ sudo nano /boot/config.txt
    
      GNU nano 2.7.4         File: /boot/config.txt
        :
        :  最終行に追加 ↓
    dtoverlay=pi3-disable-bt
    

    =MEMO= 上記以外のラズベリー又はOSバージョンの古いものについては次をご参照ください。
    GPIO使用時のttyAMA0 に関する設定

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    J E 3 H C Z / XLX047B

    2018年11月30日金曜日

    dmonitor & 専用Nextionディスプレイ

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      今年の末までに全国のリピータのゲートウェイソフトが新しくなり、周辺アプリケーションの構成も大きく変わります。
      今まで無線機(ユーザ側)からの電波を受けたリピータの受信機が、コントローラを経てゲートウェイPCからインターネットに繋がっていました。 つまり、コントローラ(ID-RP2C)の次に繋がるゲートウェイPC内の機能は、ゲートウェイソフト(dsgwd:アイコム社製)であった訳です。
      新システムに於いては、コントローラの次に繋がるゲートウェイPC内の機能は、D-STAR_xchangeアプリ(xchange:D-STAR委員会製)となり、その次がゲートウェイソフトとなります。 これらの詳細に付いては、「D-STAR リピータ・ゲートウェイ(dsgwd)のインストール(CentOS 7 対応)」をご覧戴くとして、次には大きな機能の追加が有りました。それが、multi_forward というアプリケーション(D-STAR委員会製)です。
      既存のゲートウェイの間に入った xchange から特定のポートを振ってもらい、通信内容が multi_forward に接続(リフレクタをお使いのユーザは同様にと考えてください)した、複数のユーザにポーリングされます。また、その接続しているあるユーザからの信号は、他のユーザと共に本流であるゲート越え・山掛け通信に割り込みます。つまり電波の届き得ないリピータの会話をワッチ出来るのみならず、そのリピータ配下の山掛け通信、そのリピータへエリアCQしてきたコールサインルーティングとも交信が可能となります。この接続に使用するユーザ側ソフトウェアが dmonitor です。(本記事のdmonitorインストールに関してはJARL D-STAR委員会発行の「dmonitor」を参照させて戴きました。



    =MEMO=

    dmonitor by JARL の最新版は V01.82 です。

     

    Raspberry用のイメージがリリースされました。 ➡ dmonitorイメージ(Buster版のみ)
    上記インストールについてのドキュメントは ➡ http://app.d-star.info/doc/dmonitor.pdf
    イメージを使ったdmonitorの製作は ➡ FB News RaspberryPiを使ったdmonitorの製作 by JK3AZL
    イメージを一旦焼いた後のアップデートは次のコマンドで可能です。
    sudo apt update && sudo apt upgrade -y

    D-STAR ゲートウェイ・テスト・サイトについて

    dmonitorリピータリスト3エリアの最初に、JL3ZBS A が有りますがリピータのゲートウェイPCのみを稼働させたテスト用サイトです。 xchange, dprs, dstatus, multi_forward が稼働しています。従ってここに接続後、ID-51Plus2 などの無線機のURに、「ならやま JK3ZNB F」などの自動応答をセットしてゲート越え等のテストをして戴けます。RFは設備自体が無いので出せず迷惑にはなりません。またその様子を表示する D-STAR DASHBOARD も有りますのでご参照ください。http://JL3ZBS-A.ddns.net
    なお、接続送信のテスト用ですので、dmonitor複数接続で会話も可能ですが短くお願いいたします。

  • dmonitorV01.64以後対応版です。
  • 各使用デバイス(TERM,DVAP,NODE,
      DVMEGA)ごとのステータス表示を
      整理しました。
  • 最新ドライバは D*MONITOR v1.6.6 です


    ご意見・お問い合わせはこちらへお願いします。

    D-STAR Network FORUM
    実際にリピータへ接続しモニター及び交信するためのソフトの名称は、dmonitor by JARL D-STAR Commitee/7M3TJZ 安田OM、D*MONITOR はNextion に表示するための別のソフトの名称です。

    準備するもの
    1. Nextion 2.4インチ(NX3224K024_011)ディスプレイ

    2. WEBブラウザ(PC又はスマホなど)を使用してコントロールする場合は不要です。 本記事後半の「Nextionを使用せずWEB cgi でコントロールする場合」をご参照ください。

      現在 dmonitor が接続可能なリピータ数は200までで、4MBメモリーの Nextion 2.4 で230軒まで読み込めるようにしてありますが、拡張に備え16MBバージョンをご検討ください。

    3. Raspberry Pi ZERO W 及び microSDカード(クラス10、8GB以上推奨)

    4. GPIO の②、⑥⑧⑩を使用しますが、ピンは必ずしも必要では有りません。また、大きさに問題なければB/B+タイプでも問題有りません。 ただし、ここではWiFi機能がオンボードであるとして説明します。

    5. Raspbian 最新版ダウンロード

    6. Index of /raspbian/images から最新版(最下部)を取得します。

    7. アイコム社製データ通信ケーブル OPC-2350LU

    8. アイコム社製ターミナル/アクセスポイントモード付き無線機


    9. =MEMO= 2020年夏より、ターミナル/アクセスポイントモードに加え、  DVAP  を同様にUSBポートに挿し、10mWのアクセスポイントとして使用できるようになりました。 (WEBコントロールのツールでどちらを使用するか等の設定が出来ます。)  2020.9.12 追記


    Rasberry Pi にOSをインストールし環境を整えます
    1. microSD にダウンロードした 20yy-mm-dd-raspbian-buster-lite.img を焼きます。

    2. Windowsマシンに Win32 Disk Imager 等をインストールして焼き付けます。

    3. Pi ZERO に使用する前に Pi B/B+で立ち上げて次の作業をして置くと便利です。

    4. 残念ながら、Pi ZERO にディスプレイやキーボードを接続出来る環境にあれば良いのですが、でないと次のように立ち上げ後すぐWiFiが接続出来るようにしておくか、USBタイプのLANアダプターを使うしかありませんが、いずれにしてもSSHを有効に出来なければ作業が出来ません。


      =MEMO= WindowsパソコンとRaspberry Pi Zero W しかない場合の WiFi と SSH の設定の仕方についてはこちらをご参照ください。 初めてのRasPiがZero W.さぁどうする!?

      $ sudo systemctl enable ssh.service
      $ sudo systemctl enable wpa_supplicant.service
      $ sudo wpa_passphrase WARPSTAR-8FE884 0046D824FE72C
      network={
      ssid="WARPSTAR-8FE884"
      #psk="0046D824FE72C"
      psk=19f5f008061fd70d815cfa74377a73222e0e42df442f76225f73b30d9bd3fb18
      }
      
      wpa_passphrase の後は、ご自宅(又はスマホ等)の SSID と パスワード(13桁) です。

      上の結果を、wpa_supplicant.conf にコピーして自宅 WiFi に接続出来るようにしておきます。
      $ sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
      
        GNU nano 3.2         File: /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
      country=JP
      ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
      update_config=1
      
      network={
              proto=WPA
              key_mgmt=WPA-PSK
              pairwise=CCMP
              ssid="WARPSTAR-8FE884"
              psk=19f5f008061fd70d815cfa74377a73222e0e42df442f76225f73b30d9bd3fb18
      }
      
      

      Raspberry Pi ZERO W に microSD カードを差し替えて電源を入れます。

    5. Pi ZERO W の GPIO と Nextion がデータを送受信できるようにします。

    6. $ sudo apt install wiringpi
      
      wiringPi をインストールします。

      $ sudo nano /boot/cmdline.txt
      
        GNU nano 3.2         File: /boot/cmdline.txt
      #console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=e4f36fa3-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait quiet splash plymouth.ignore-serial-consoles
      console=tty1 root=PARTUUID=e4f36fa3-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait quiet splash plymouth.ignore-serial-consoles
      
      
      太線部分を削除します。元の標記の上で [Ctrl]+[k]とするとその行が消えます。次に[Ctrl]+[u]とすると一旦消えた行が貼り付けできます。これをもう一度実行し、行を複写して置いて一行を編集し、元の行を # でコメントアウトしておくと便利です。

      $ sudo systemctl disable serial-getty@.service
      $ sudo nano /boot/config.txt
      
        GNU nano 3.2         File: /boot/config.txt
          :
          :  最終行に追加 ↓
      dtoverlay=pi3-disable-bt
      

    7. 日付・時間をローカルタイムにします。

    8. $ sudo dpkg-reconfigure tzdata
      
      グラフィカルな画面が出てきます。[Asia]→[Tokyo]と選択してください。


    dmonitorのインストール

    =MEMO= ここでは最小のOSを使って、このRaspberry本体としてはWEBを表示せず(他のPCにて表示は可能)、 従ってWEBサーバはインストールしますが、ブラウザはインストールしません。

    1. WEBサーバとWEB用プログラムモジュールのインストール
    2. $ sudo apt update
      $ sudo apt upgrade -y
      $ sudo apt install lighttpd perl CGI.pm
      
    3. USBシリアルデバイスを認識できるようにする

    4. $ sudo nano /etc/udev/rules.d/99-dstar.rules
      
        GNU nano 3.2         File: /etc/udev/rules.d/99-dstar.rules
      SUBSYSTEM=="tty", ATTRS{idVendor}=="0403", ATTRS{idProduct}=="6001", SYMLINK+="dstar", MODE="0666"
      


      =MEMO= Nextionを接続するため無線機をシリアルポート接続することは出来ません。

    5. aptインストール出来るようにリポジトリを構成

    6. $ cd /etc/apt/sources.list.d
      $ sudo wget –N http://app.d-star.info/debian/buster/jarl.list
      
      $ cd /var/tmp
      $ sudo wget –N http://app.d-star.info/debian/buster/jarl-gpg.key
      $ sudo apt-key add jarl-gpg.key
      $ cd
      

      この時、すでにjarl.listが存在すると wgetする度に、jarl(1).list, jarl(2).list・・・のように上書きしないようにダウンロードされるので、 最新の状態にするためには jarl.listのすべてのバージョンを削除して新たにダウンロードするか、番号の大きい物をjarl.listにリネームしてください。 dmonitor v01.68をv01.69にアップグレードする際にはこの点に留意して 3. 4. を実行してください。 2021.6.7 追記

    7. インストールの実行

    8. $ sudo apt clean
      $ sudo apt update
      $ sudo apt install dmonitor -y
      

    9. インストール後のアップデートについて

    10. $ sudo apt clean
      $ sudo apt update
      $ sudo apt upgrade -y
      $ sudo apt autoremove -y
      $ sudo reboot
      
      通常の定期的な更新作業でdmonitorも自動アップデートされます。
      D*MONITOR V1.2 からは[Update]ボタンで dmonitor のみのアップデートが実行されます。

    11. ログファイルに関する設定

    12. $ sudo touch /var/log/dmonitor.log
      $ sudo nano /etc/rsyslog.conf
      
        GNU nano 3.2         File: /etc/rsyslog.conf
         :
         :
      #
      # Emergencies are sent to everybody logged in.
      #
      *.emerg             :omusrmsg:*
      
      
      #
      # dmonitor
      #
      local0.* /var/log/dmonitor.log
      
      今まで、ログは /var/log/messages に出力されていました。専用のログファイルが設定されたことになります。 messagesには変わらず、dmonitorを含む各種のログが出力されていますので D*MONITOR は変更なくご使用戴けます。


    Nextionディスプレイ表示プログラムのインストール

    =MEMO= ここまでのOSのインストールや dmonitor のインストールをせず、すべてセットアップ済みのイメージをダウンロードして、Nextion 表示プログラム D*MONITOR のみをインストールする方法も有ります。冒頭の「dmonitorイメージ(Buster版)」からダウンロードしてください。

    1. まず、Nextion の画面やデータを表示するレイアウトイメージをWindowsマシンにダウンロードします。

    2. github.com のJE3HCZ_2.4_dmonitor_最新版
      ファイル名にud の付いているのはアップサイドダウン(上下反転版)です。

      Windowsに、Nextionディスプレイ購入時、説明のある Nextion Editor がインストールされていれば、拡張子 .HMI の方を読み込み込んで編集できます。 ファイル名に _e の付いているものは16MBの拡張版用です。


      =MEMO= 新たにインストールされる方は NEXTION EDITOR LTS をダウンロードしてください。VER 0.58 は最新版ですが今までの VER 0.53 で作成されたデータと互換性が有りません。LTS はその資産保全のために今後長期サポートを約束されたバージョンとなります。(追記 2019.07.21)
      また、経験上D*MONITORのデータにおいては、LTSで設計した方がメモリが効率良く利用できました。(2019.09.06)

      また、エディターが無い場合は、拡張子 .tft の方を、FAT32でフォーマットされたmicroSDにコピー(焼くのではなく通常コピーです)して、Nextion の下部スロットに差し込みます。 その上で電源5V(Raspberry GPIO の 2番(赤)6番(黒))を供給(実稼働時は8番(黄)10番(青)も必要)すると、イメージがメモリーに転送されます。 作業が済んだら、電源を切って microSD を抜いて置いてください。


      =MEMO= こちらも参考にして戴ければ幸いです。 MMDVMノード用、ネットワークモニター Nextion 2.4 「Nextion 表示用のグラフィックスをメモリーにアップロードする」

    3. 次は、Raspberryで、githubの当方のサイトよりアプリを取得してください。

    4. 下記サイトを開き、最上部にある「最新版 [Latest release]」のZIPファイルのリンクの上で右クリックして[リンクのアドレスをコピー]してください。

      github.comのリリース版ページ

      wgetの後ろにスペースを一つ空けてURLを貼り付けます。(nanoではカーソルキーで位置決めして、マウス右クリック。バージョンは時期により変わります。)

      $ wget https://github.com/ytodo/nextion/archive/v1.3.1.zip
      

    5. 解凍してそのフォルダ内で、ソースをコンパイルします。

    6. $ unzip v1.3.1.zip
      $ cd nextion-1.3.1
      $ make
      

    7. 各ファイルを所定のフォルダに配置してください。

    8. $ sudo mv nextion /usr/local/bin
      $ sudo mv nextion.ini /etc
      $ sudo mv nextion.service /etc/systemd/system
      $ sudo mv nextion.timer /etc/systemd/system
      

    9. 自動起動を有効にします。

    10. $ sudo systemctl enable nextion.timer
      

    11. 環境設定ファイルを編集します。

    12. $ nano /etc/nextion.ini
      
        GNU nano 3.2                       File: /etc/nextion.ini
      ######################################################
      #                                                    #
      # dmonitor (Copyright(C) JARL D-STAR Committee )を #
      # 使用する時純正のWEBではなくNextion Display にて #
      # コントロールするようにするアプリです。             #
      #                                                    #
      #   名称: Nextion4dmonitor の環境設定ファイル        #
      #                                                    #
      ######################################################
      
      # ターミナルモード: 個人コール、アクセスポイントモード: クラブコール
      ### コールサインが8文字未満の場合、後ろにスペースを付け8文字にしてください。
      STATION=JE3HCZ D
      
      # 初期接続リピータ(指定しない時は=の後を削除してください。)
      DEFAULT_RPT=JL3ZBS A
      
      # リピータリスト書き込みタイミング調整(マイクロ秒/デフォルト10msec)
      ### 当方のテストではPi Zero で下記が最も良い数値(大きくても< 30000)
      SLEEPTIME=10000
      
      

      コメント行の記述に従って設定を行ってください。

    13. sudo reboot します。


    Nextionを使用せずWEB cgi でコントロールする場合
    1. イメージでダウンロードした物は勿論、個別にインストールした場合も、すでにWEB表示の準備は整っています。

    2. Windowsマシンやスマホから、http://[Raspberry IP Address] を指定して使用します。 もちろんWEBでコントロールしてもNextionディスプレイのメイン画面には接続先、ラストハード等が同様に表示されます。 但し、Nextion を使用している時はGPIOシリアルポート(ttyAMA0)に接続しているため、無線機の接続にはUSBシリアル変換ケーブルしか使えません。

    3. Nextion使用を目的に、個別インストールした物には、軽量化のためにデスクトップ環境及びブラウザーが入っていません。

    4. dmonitor のインストールされた Raspberry Pi 自体のデスクトップで表示したい場合は、イメージ版をご利用になることをお勧めします。


    Nextion でのコントール方法
    • 起動直後の画面です。

    • 上部の << と >> はリピータリストの「最後のページ」、「最初のページ」へ移動します。 また D*MONITOR の文字は「システムコマンドのページ」へ移動するタッチボタンになっています。
      下部、STATUS AND LASTHEARD は2行ですが現在の状況と今カーチャンクした人のコールサインを表示します。初期は新ゲートウェイ導入リピータとして読み込んだ数を示しています。
      =MEMO= バッファの拡張・縮小機能に対応したコマンドボタンを追加しました。UP でバッファが50ずつ増え、DWN で50ずつ減ります。

    • >> をタッチしてリピータリストへ移動します。

    • 接続したいリピータを選択して、タッチします。メインページに戻って[LINK TO : JP1XXX A]の様に表示され、ステータスの行が一つ下へ送られ、上の行に[DMONITOR START V00.64]の様に表示されます。
      移動には最上部の文字がボタン代わりになります。[Multi]: 戻る、[Forwarded]: メインへ、[Gateway]: 次ページへ
    • システムコマンドが実行できます。

    • Restart はこのNextion用プログラムをリスタートします。
      Reboot は Raspberry自体を再起動します。
      Shutdown は RaspberryのOSを終了します。電源を切っても良い状態です。電源を切るまではNextionの表示は消えません。
      タイトルバー をタップすると単純にメインページへ戻ります。
      Update ボタンを追加しました。(V1.2より)
      ボタンを押すと次の様に動作します。
      1.    WAIT for reboot!    にボタン表示が変化
      2. sudo apt update
        sudo apt upgrade -y
        sudo apt autoremove -y を順に実行
      3.  REBOOTing now...!  にボタン表示が変化し自動再起動
      4. 画面が表示されるまで待つ。
      うまく再起動までできなかった場合は、一度コマンドで上記どおりに試してみてください。エラーが発生していれば表示されます。
      =MEMO= V1.3での追加は「IPアドレス」を表示させ、他のPC・タブレットなどからWEBを表示しやすくしました。 又、最下部にスライドバーを設置し、「画面の明るさ」を左(消灯)から右(dim=100)まで調整できるようにしました。真っ暗になって困ったときはバーの100%付近をタップしてください。 (左の方だと[Shutdown]してしまう可能性が有ります)

    • あなたが接続したリピータに接続する他のユーザを表示します。

    • メイン画面で接続リピータの表示部分をタップしてください。「戻る」時は、タイトルバーをタップします。


    • 現在使われているリピータのリストを表示します。

    • メイン画面で自分のステーションコール表示部分をタップしてください。「戻る」時は、タイトルバーをタップします
      また、表示された使用中のリピータを直接タップすることで、すぐに接続出来(接続に数秒掛かります)、ワッチ出来ます。



    Nextion と Pi Zero W のアッセンブル例
    Nextion を分解し同サイズのアクリ板を作っておきます。ビス穴も合わせて開けます。 Nextion の裏カバーに2ヶ所、基盤パーツに干渉しない方の対角位置に3mmの穴を開け、短いビスでワッシャ2枚をスペーサにして Pi Zero W を取り付けます。 作っておいたアクリ板を、充分USBと電源コネクタを挿した時の隙間が空くように、スペーサを挟んで取り付ければ完成です。





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