2014年1月に最終リリース版として,各モデム別(DVAP,GMSKなど)のリピータソフト開発は打ち切られ「DStarRepeater」に統合されました。 それぞれのモデム機能は統合ソフトの中で選択し,共通の部分をひとつにまとめたものです。
尚、最近ではICOM ターミナルモードやMMDVMボードもサポートされています。
設定までのインストールと構成は、 最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS) を、2015年のDStarRepeater安定版をお使いの場合は DStarRepeater 初めての設定 をご参照ください。
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先ず,この設定画面を立ち上げるには,次のように shell コマンドを実行します。
- Callsignタブの設定 [Callsign] には一般的にクラブコールサインを入力します。 ircDDBGatewayの設定、[Gateway]と同じコールサインにすることが必要です。
- Networkタブの設定 [Gateway Address]は,1台のPC(Raspberryなども含む)に ircDDB Gateway と DStarRepeater をインストールした場合, 自分自身を表す 127.0.0.1 となります。
- 右2ページは規定のまま
- Beaconタブの設定 [Time(mins)]は,通常10分ぐらいに設定しますが、調整においては、接続時アナウンスやこのビーコンアナウンスを聞きながら行いますので、最短時間にします。
- Modemタブの設定 [Type]ここでモデムの種類を選択します。その上で[Configure]をクリックして各機能別の設定調整作業用のダイアログボックスを表示させます。
- Control1タブの設定(サンプル) 初期の設定では不要ですが、機能の説明として簡単に記述します。
- Control2タブの設定(サンプル) [Command1]の左側フィールドに REBOOT と入力します。
- Controllerタブの設定 [Type] USBケーブを使用し,シリアル・USB変換をしている場合、Serial - /dev/ttyUSB0 を選択します。
$ sudo dstarrepeaterconfig
モジュール文字は海外のリピータのモジュールに対応しています。つまり 1200MHz : A、430MHz : B、144MHz : C、Dongle : D などです。
[Gateway] には同じコールサインを入力します。
[Mode] はノードの場合 Simplex を選択します。
[Ack] は BER に設定します。
Bit Error Ratio の略で,後ほど調整をするときこの数値ができるだけ 0.0% になるようにします。
[Restrict]は通常 Off にします。
通常とはクラブコールを使った場合です。On にするとノードと無線機が同じコールサインである必要性が生じるので,日本では固定・移動の個人コールの時のみとなります。 その場合他人にノードを使用されることなく自分専用となります。
[RPT1 Validation]は RPT1 や RPT2 に 文字を入れ DUP+(または DUP-)を有効にする場合に必要となるもので Simplex 選択時は Off にします。
[Gateway Port]通常変更しません。
[Local Address]も自分自身を表す 127.0.0.1 となります。
[Local Port]ircDDBGateway の設定ではリピータ(ノード)が4台まで組み込めます。リピータ1にはポート20011,2には20012と言うように20014までが対応しています。 今設定している DStarRepeater は ircDDBGateway での何番のリピータかによって合わせる必要が有ります。(今回はリピータ1に設定と仮定します)
[Name]は,Simplex では使用しません。
[Message]規定値で構いません。
[Voice]Time(mins)と同理由で Enabled に設定します。
[Language]UK または US の英語がいいでしょう。残念ながら日本語はありません。
(別途DV Dongle形式で録音したものを流す機能があります。 voicetransmit)
[Control]Enabled に変更します。
[RPT1 Callsign]仮に CONTROL と入力します。
[RPT2 Callsign]仮に CONTROL と入力します。
通常RPT1、RPT2と言えば、JX9XXX A、JX9XXX G のようにコールサインルーティングに使用します。 しかし、コールサインだと自分以外の人にコントロールされてしまう可能性も有りますので、自分だけが分かる文字列とします。 RPT1とRPT2が違っていても構いません。
次に、Contoro2 タブの設定をします。
次に、右側フィールドに、shutdown -r now と入力します。
この意味は、無線機のメモリーに、名前:REBOOT DUP:DUP+又はDUP- 周波数シフト: 0.000 RPT1:CONTROL RPT2:CONTROL UR:REBOOT として置いてカーチャンクすると、 離れた場所から、Raspberry Pi等を「再起動」させられる事になります。
[Config]Simplex の場合,[2]を選択します。
[PTT Inversion]PTTコントールのプラス/マイナスを反転させます。通常は反転させません。(Off)
ここで記述していない箇所については初期設定のままにして置いてください。
ircDDBGatewayの設定は ircDDBGateway 初めての設定(2)をご参照ください。
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J E 3 H C Z / REF047 C / XLX047 B
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