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主な目的
D-STAR Gateway のインストールについては別途ブログに手順を記載してきましたが、それに加えて LastHeard ダッシュボードや xchange/multi_forward がストップしたときの監視プログラム(watch_xchange)など、インストールが煩雑になり、AlmaLinux にせよ、Raspberry PiOS にせよ短時間で片付けるのが難しくなってきました。そこで、安田OMの dmonitor をインストールするときのように、一発コマンドが有れば度重なるインストール作業も楽々こなせるのではとスクリプトを作ってみました。
事前準備
AlmaLinux に関しては、USBなりにダウンロードしたインストールメディアを使用して「サーバ(GUI)」にチェックをして通常どおりインストールをすませてください。 オプション(WEBサーバなど)は必要ありません。Raspberry PiOS に関しては、純正イメージャーで「lite版」を焼き込みます。簡易デスクトップは軽量版をスクリプト内でインストールします。
事前準備で最も大事なことは、install.ini と言うファイルをダウンロードして、D-STAR Gateway の環境に合わせて、編集しておくことです。
次のコマンドを実行すると、ホームディレクトリー(/home/USER 又は /root)へファイルが落ちます。
wget https://app.todo.vc/dstar/install.iniもし、wget が入っていなければ sudo apt install -y wget を実行してください。
GNU nano 7.2 install.ini
############################################## # D-STAR Gateway セットアップファイル ############################################## ### SSH PORT の変更 SSH_PORT=22 ### NETWORK INTERFACE の設定 WAN_CON=eth0 WAN_IF=eth0 WAN_IP=10.0.x.xx WAN_MASK=8 WAN_GW=10.0.x.yy WAN_DNS=10.0.x.yy LAN_CON=eth1 LAN_IF=eth1 LAN_IP=172.16.0.20 LAN_MASK=24 LAN_GW=172.16.0.1 ### VNC の設定(passw0rdを変更してください) VNCPASSWD=passw0rd VIEW_ONLY=n GEOMETRY=1280x960 DEPTH=24 ### dsgwd.conf の設定 ZR_CALLSIGN=JP1xxx ZR_ADDR=127.0.0.1 ZR_PORT=20011 ZR_SRCPORT=20100 ZR_ETHIFNAME=lo DNS_ADDR=8.8.8.8 GW_ZRPORT=20010 MGSV_ADDR=trust.d-star.info MGSV_PORT=30001 MGSV_LOGADDR=trust.d-star.info MGSV_LOGPORT=30000 ### xchange.conf の設定 FORWARD0=127.0.0.1:50000:dprs FORWARD1=127.0.0.1:50001:dstatus FORWARD2=127.0.0.1:50002:multi_forward FORWARD3=127.0.0.1:50003:decho HTTP_PORT_XCHNG=8081 ### multi_forward の設定 MAX_TIME=0 MAX_CONNECT=0 HTTP_PORT_MLFWD=8082 ### dprs.conf の設定(緯度/経度は必ず設定してください) BEACON_LAT=00.0000 BEACON_LONG=000.0000 BEACON_INTERVAL=1200 ACCEPT_TYPE=MIX HTTP_PORT_DPRS=8083 ### decho.conf の設定(コールサインとモジュール名の間はアンダースコアに置き換える) ECHO_SERVER=JP1xxx_A:JP1xxx_Z ### WEB Server の設定(8080などに変更したとき記述してください) PORT=80すべて必ず指定値を記入してください。(エラーが出ます)
このデータファイルは保存して置くと次回からコマンド実行だけで完了します。
コマンドの実行
D-STAR Gateway アプリケーションのインストールinstall.ini ファイルを置いた ホームディレクトリーで実行します。(sudo は必要ありません)
curl -sSL https://app.todo.vc/dstar/install.sh | bash
LastHeard のインストール
curl -sSL https://app.todo.vc/lastheard/install.sh | bash
watch_xchange のインストール
curl -sSL https://app.todo.vc/watch_xchange/install.sh | bash
AlmaLinux か Raspberry PiOS かは、スクリプトが判断して、スクリプトを切り替えます。(両用です)
ただ現在、Raspberry版について、リポジトリーが https(SSL化)になっていないようなので、 エラーが出ます。/etc/apt/sources.list.d/jarl-GW.list の内容を https:// から http:// に変更して実行してください。 エラーの為に途中でストップしても、原因を取り除けば、再度コマンドを繰り返してもすべて上書きになるだけで支障ありません。
関連サイト
- Last Heard v.2.1.x RpiGW管理用WEBアプリケーション(rpi-monitor対応)
- PHPでグラフが描けるPHPlot
- リンク先が無かった場合の 404 ページを作る
- D-STARのログをGmailにして送る(Bookworm) (スクリプトではインストールされません)
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