2020年6月3日水曜日

最新版 ircDDBGateway と DStarRepeater のインストール (Pi OS)

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=MEMO= Raspbian は今回のバージョンから Raspberry Pi OS と改名しました。今後文中では Pi OS と略します。

D-STARで個人用ノードから汎用リピータに至るまで最もポピュラーになった ircDDBGatewayDStarRepeater。 その基本はアイコム社のリピータシステムに於ける dsgwd(D-Star GateWay Daemon)とコントローラ ID-RP2C の構成と何ら変わりは有りません。

つまり、ircDDBGateway がコールサインルーティングのゲートウェイに当たり、コントローラを DStarRepeater が担っています。 無線機を一つ繋げば個人用ノードとなり、送信用、受信用に二つ繋げばリピータになります。

日本ではリピータはJARLの管理ですので、シンプレックス・ノードとしてしか使用できませんが、欧米では自作公開リピータとしても多数利用されています。 そのシンプレックス・ノードと、受信と同時にダウンリンクを持つリピータ(デュープレック)とは、ircDDBGateway の設定値で変更するだけという簡便さです。

又、ircDDBGateway はコールサインルーティング・ネットワークである ircDDB.net のゲートウェイとしてだけでなく、D-STARプロトコルで運営されているリフレクタへの接続もサポートして居り、コールサインルーティング網とリフレクタ網のセパレーション(切り替え、ループ混信の防止)にも優れています。

私は、ircDDBGateway のコールサイン・ルーティングセクションに、JARLプロトコルが追加され、法的な違いや運用基準の違いをソフトで乗り越えて、世界が一つになることを願うものです。
最新版 Pi OS の microSD 作成


Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop
  1. Raspberrypi.orgのダウンロードページ から 「Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop」の ZIP をダウンロードします。余分なソフトウェアの入っていないデスクトップ版で、Lite では設定が出来ない場合が有りこのバージョンとしました。
  2. 解凍してイメージファイル(2020-05-27-raspios-buster-armhf.img=2020.6.2現在)を抽出します。
  3. Win32 Disk Imager などを使用してイメージファイルをmicroSDに焼きます。
  4. そのまま、WindowsマシンにmicroSDカードを指したまま、カードのドライブ(多分F:とかG:)にエクスプローラでアクセスします。 マウスの右ボタンで[新規作成]→[テキスト ドキュメント]を選択、内容は何も書かずファイル名を「ssh(拡張子無し)」として保存します。
    これで、Raspberryを立ち上げた時、SSHが使用可能になっています
OSの前準備


Raspberryに専用ディスプレイ、キーボード等を接続してGUIで作業される方は、Terminalアプリにて以後、SSH同様に作業してください。
  1. 先ず、microSDの全容量が使用されているか確認します。
  2. $ df -h
    

    もし、16GBの物を使用しているのに4GB程しかサイズが無ければ、次のコマンドで拡張してください。

    $ sudo raspi-config
    

    [7 Advanced Options]→[A1 Expand Filesystem]で拡張します。(再起動が必要です)
    又、同様にこのメニューを使って、パスワードを変更するなどセキュリティ対策も施してください。

  3. 次に、OSの更新をします。
  4. $ sudo apt update
    $ sudo apt upgrade -y
    $ sudo reboot
    

  5. ircDDBGatewayとDStarRepeaterに使用するライブラリーをインストール
  6. $ sudo apt -y install wx3.0-headers wx-common libwxgtk3.0-0v5 libwxgtk3.0-dev libwxbase3.0-0v5 libwxbase3.0-dev portaudio19-dev libportaudio2 build-essential libusb-dev libusb-1.0-0 libusb-1.0-0-dev 
アプリケーションのダウンロードとインストール


今後コマンドの実行ディレクトリーは、USER Loginした直後のホームディレクトリー(/home/USER/)として記述します。[$ cd]の記述はホームに戻ることを意味します。
  1. G4KLX(ジョナサン・ネイラー)のGITHUBから最新版をダウンロード
  2. URLはhttps://github.com/g4klxです。 但し、ダウンロードには gitコマンドを使用します。

    $ git clone https://github.com/g4klx/DStarRepeater.git
    $ git clone https://github.com/g4klx/ircDDBGateway.git
    

    この作業はG4KLXのリポジトリのクローンをRaspberry内に作ります。GITによって管理され、後々作者がアプリの開発を進めた場合にも、 差分が管理されているので、フォルダ内で次のようにするだけで、ソースプログラムのアップデートが出来ます。(コンパイルし直す必要は有ります)

    $ git pull
    

    GITについての詳細は検索にてご参照ください。

  3. それぞれのフォルダ内でコンパイル、インストールします。
  4. $ cd ircDDBGateway
    $ make
    $ make -f MakefileGUI
    $ sudo make install
    $ sudo make install -f MakefileGUI
    

    $ cd ../DStarRepeater
    $ make -f MakefilePi
    $ make -f MakefileGUIPi
    $ sudo make install -f MakefilePi
    $ sudo make install -f MakefileGUIPi
    $ cd
    


    =MEMO= OSにより、又、グラフィカルかテキストかに依ってMakefileが異なるので注意 [-f]でファイルを指定しなければ標準の Makefile が使用されます。

    $ ls /usr/bin/irc* /usr/bin/dstar* /usr/bin/remote*
    /usr/bin/dstarrepeater        /usr/bin/dstarrepeaterd  /usr/bin/ircddbgatewayconfig  /usr/bin/remotecontrol
    /usr/bin/dstarrepeaterconfig  /usr/bin/ircddbgateway   /usr/bin/ircddbgatewayd       /usr/bin/remotecontrold
    
アプリケーション設定の準備


  1. グラフィックモードでの立ち上げ
  2. 専用ディスプレイで使用する場合は、キーボード・マウスを接続して立ち上げれば、即設定に入れますが、ここまでSSHで作業して来て、ディスプレイの無い方は VNC を有効にします。

    $ sudo systemctl start vncserver-x11-serviced.service  
    

    VNCViewer(RealVNC, UltraVNCなど)をインストールしたWindowsマシンなどからグラフィカルにアクセスできるようになります。 運用が開始するまでは、再起動しても VNC が常時使えるようにしたい時、またそれをやめたい時は次のようにします。

    $ sudo systemctl enable vncserver-x11-serviced.service 
    $ sudo systemctl disable vncserver-x11-serviced.service 
    

    又、VNCのサイズを変更したい時は

    $ sudo nano /boot/config.txt
    			:
    # uncomment to force a console size. By default it will be display's size minus
    # overscan.
    #framebuffer_width=1280
    #framebuffer_height=720
    framebuffer_width=1600
    framebuffer_height=1200
    

  3. GPIOのシリアル接続を利用する場合の準備
  4. Pi3/Pi Zero WのGPIOでPi-HATと送受信する」をご参照ください。
この続きは、ircDDBGateway 初めての設定(2)及び DStarRepeater 初めての設定(2)をご参照ください。

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