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2013年2月10日新しく稼働した日本のDCSリフレクターDCS021への接続方法は最下部
ircDDBとは何でしょう。私の個人的な見解ですが、D-Star Network(無線の範囲を大きく逸脱します) のひとつです。 irc は Internet Relay Chat の略で通信手段のひとつで、 この方法を使って Dynamic にコールサインルーティングのためのData Base を更新していくと言う概念から作られた造語と考えています。 (オリジナルな見解は認識していません)
これに、接続するための通路(一般的にゲートウェイと言われる)がircDDB Gateway で、接続する道具をRepeater(DVAP のみ"DVAP Node")と呼んでいます。
今回は DVTool、WinDV に続いて ircddbgateway とdummyrepeater のWindows版でDV Dongleを動かしてみます。
- プログラムのダウンロード
- Dummy Repeaterの設定
- ircDDB Gateway の設定
- プログラムの立ち上げとリモートコントロール
- DCS_Hosts.txtをマウスの右ボタンでクリックし、ドロップダウン・メニューから[プロパティ(R)]を選択します。
- 「DCS_Hosts.txtのプロパティ」で[セキュリティ]タブを選択します。
- Users(machine¥Users)を選択して、[編集]ボタンをクリックします。
- 「DCS_Hosts.txtのアクセス許可」ダイアログが開きますので、同様にUsers(machine¥Users)を選択します。
- 2段目の枠の中にある変更の許可のチェックボックスをクリックします。
- 変更と書き込みにチェックマークが入っているのを確認の上[OK]をクリックしてダイアログボックスをすべて閉じます。
http://groups.yahoo.com/group/ircDDBGateway/ の[Files]→[Release]から
「ircDDBGateway-20130131.exe」を、
http://groups.yahoo.com/group/pcrepeatercontroller/ の[Files]→[Release]から
「Repeater-20130203.exe」を、それぞれダウロードし、ダブルクリックするだけでインストールできます。スタートメニューのすべてのプログラムに[ircDDBGateway]と[Repeater]の各グループが出来ますので、デスクトップに「ircDDB Gateway」と「Remote Control」、「Dummy Repeater」のショートカットを作成してください。
=MEMO=
上記のメーリングリストは、登録認証が必要ですが下記のサイトは同じものが即ダウンロード出来ます。ただ接続したい,トラブルはない方がいいという一般ユーザーはこちらをお奨めします。
Open DV (情報 from: JF1CXH)
=MEMO=
ここでのプログラムはあくまで一般のユーザー向けにリリース版(安定版)をご案内しています。 もし,トラブルは多くてもそれを解決することを楽しみたい方はベータ版を[Files]→[Beta]からダウンロードしてください。 ただし,メーリングリストへの加入が必須となります。細かな情報はベータテスターの方々のやりとりがとても参考になります。 最近の設定についてはPC Repeater Controller ソフトウェア統合の動きを参照してください。 (2013/10/09 追記)
先ず、[Edit]→[Preferences]と進んで設定画面を出します。取りあえずコールサインだけ変えて図のとおり設定してください。
コールサインに[D]を付けるとダッシュボードのバンド欄に Dongle を表示されます。 スラッシュ以後の[DNGL]は無線機に設定する場合同様、適宜入力してください。
サウンドカードの設定は、DVToolで設定したのと同様、パソコンに組み込まれた現在使用できるドライバをマイク・スピーカに分けて設定します。
USBを接続したときのCOMポートをデバイスマネージャで確かめ、ドロップダウンメニューから選択します。
今回は、ゲートウェイもリピータも同じパソコンに入れますので、自分自身(localhost:127.0.0.1)を入力します。ゲートウェイ・ポートは、後で設定する ircDDB Gateway のローカルポートと合わせます。また、ローカルポートは ircDDB Gateway の リピータ1のポートと同じになります。
外付けの機器を使用する場合の設定項目で、今回は使用しません。また、タイムアウトも規準値にしておきます。
メッセージは無線機同様20文字以内で任意です。Bleep はチェックが入っていると何か受信した後にビープ音が鳴ります。
ここが、最もダミーリピータと言われる所以たるところで、コールサインを日頃使うリピータと置き換えてみるとゲート越えするイメージがよく分かると思います。
最初は、手入力します。
=MEMO=
ベータ版における最近の設定では[Gateway]タブに[Type]欄が追加されました。この項目については[Dongle]を選択してください。 (参照:PC Repeater Controller ソフトウェア統合の動き)
(2013/10/09 追記)
最新の設定情報についてはircDDB Gateway 初めての設定も参照してください。
← [Gateway]
Icom Address/port はダミーです。
Local HB Addres/Port がゲートウェイ自身です。(RepeaterのGateway Address/Port)
[Repeater1]Address/Portが上記Repeaterで設定したLocal Address →
日本専用はDCS021 Cです。図中のDCS002 Mはルーマニアとなりました。 (最下部参照)
[ircDDB]
図のように、認証の不要なイタリアのサーバを選択し、ユーザ名はコールサインを小文字で入力します。→
=MEMO=
この件に関して、とても嬉しいニュースが掲載されています。
Google Group "D-STAR GATEWAY"
← [D-PRS]
今回は無効にしています。
[DExtra]
ircDDB の前身とも言うべきリフレクタです。→
← [D-Plus]
アイコム純正のG2ゲートウェイ(日本はG1)とこの接続方式でリピータに直接接続します。REFxxxと付くリフレクタはすべてこの方式です。
[DCS]
ドイツのグループが中心になって開発の進むネットワーク・サーバです。→
=MEMO=
右図は2013/02/23 アップデート版です。
=MEMO=
CCSは Call Connection Service の略で、リフレクターのようなものではなく、 コールサインルーティングを司ります。 コールサインとDTMFコード(4桁数字)の対照表があり、CCSに接続しておくと相手のコーサインに対応するDTMFコードを、PTTを押しながらキー入力すると、 相手が何処にいても一発接続できます。 (2013/02/25追記)
← [Remote]
今回は、無線機を使用しませんのでコントロールするための画面が必要となります。
リモート機能を有効にし、パスワードとポートを設定します。ポートを443にしているのは同じパソコン上にゲートウェイとリピータがない場合などファイアウォール設定の手間が面倒なためで別の空いているポートでも構いません。
設定が終了したら、一旦プログラムも再起動して設定を反映させます。このときDummy Repeater→ircDDB Gateway の順で立ち上げると ircDDB に接続したとき音声が聞こえます。 (設定により音声を切ったり言語を変えたり出来ます。)
=MEMO=
Dummy Repeater の[UR]に[REF047CL]と入力し、送信すると REF047 C に接続します。つまりコマンドも使えます。
Remote Control を立ち上げ、[Edit]→[Preference]を選択すると簡単な設定画面が現れます。
アドレスに localhostまたは127.0.0.1を、ポートとパスワードもゲートウェイの設定と同じ内容に設定します。
これで、リンク・アンリンクやモジュールの変更もすべてコントローラーから出来るようになります。
今回は、初めての方向けに Dummy Repeater を ircDDB Gateway の[Repeater1]に連結させましたが、DVAP Node を[Repeater2]に設定するなど ircDDB Gateway ひとつに対しリピータを複数連結することによって、Remote Control ひとつで集中コントロールすることも出来ます。
=MEMO= DCS021 リフレクタに繋ぐ(アップデートによりいずれ不要になります)
C:¥Program Files¥ircDDBGatewayフォルダにある「DCS_Hosts.txt」をメモ帳で編集します。
ファイル名のtxtは非表示になっている場合があります。
DCS001 dcs001.xreflector.net
:
DCS020 dcs020.xreflector.net の下に
DCS021 dcs021.xreflector.net を加えて保存します。
このとき、Windows 7 等では権限が無く保存できない旨の表示が出ることがあります。 次の方法で権限を与えてください。
A: World Wide すべてのリフレクターのAがリンクされ世界中に「CQ」が出ます。
B: Asia アジア各国向けオープンモジュール
C: Japan 初期の段階はZでテストを十分した上でここに接続してください。 DCS021CL
Z: Echo Function 音声のテストなどに使えます。
DCS021 Dashboard http://dcs021.xreflector.net/dcs_rptstatus.htm
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J E 3 H C Z @REF047 C
HCZさん、先日はDVAPお件で助言を頂、ありがとうございました。連日の稀に見る暑さもあって、D-STARの状況把握に息も絶え絶えになっております。そんな中、OMの資料は一条の涼風で大いに助かっております。
返信削除今般、このシステムをW8/W7で立ち上げて見ました所、W7では問題なく動作することをZのエコー動作で確認できましたが、未サポート承知で試したW8では所謂、パケットロスによる(と思う)チョッピー・サウンドで使い物になりませんでした。他にも起動時のリピータ設定を保存してくれないなどの不具合がありました。
実は主PCがW8なので出来ればW8で動かしたいのだが・・。もし何方かW8で動作させている方がお出ででしたらその秘術を教えていただけたら幸いです。しかし、D-STAR関連は、ロートルの初心者にはハードルが高く難行苦行の連続で群盲評像の態です!
73 de JA1SCW
JA1SCW局 こんばんわ。
返信削除折角のお問合せなのですが、私、いまだWindowsXP/7 でして、8の経験がございません。
過去の経験から、もし私がWindows8を手にしたならまず注意するのは、USBポートが2.0と3.0規格が有り、3.0ポートでも使用可能な機種と2.0ポートしかドングルが使えない機種と有るようです。この場合は2.0専用ポートが有るようならそちらを使用します(7もですが?)。また、ドライバー「WinUSB」や「FTDI」( http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm )を入れる必要があるかも知れません。
もうひとつの、初期設定が書き込めない件ですが、最近のOSは管理者であってもAdministrator権限とは違う(権限が低い)場合があるようです。ircddbgatewayやrepeaterフォルダのプロパティで書き込み権限を自分に与えてやる必要がある場合があります。
気がついた点を列挙しましたが、確認が出来ません。どなたかこうしたら出来たという確証をお持ちの方がいらっしゃればコメント戴ければ幸いです。
HCZさん、早速の返信ありがとう御座います。
返信削除現在の所、W8(専)用と銘打ったUSBドライバーは存在しません。FTDI社は現在の~W7用ドライバーでW8もカバーできると判断しているようですが、オフィシャルに保証はしていません。同社は不具合レポート待ちの様子見フェーズのようです。DV Dongle DVAPとDV ToolsはW8のUSB2口で問題なく動作します。多分、USB3の口は下位互換を保証しているかと思いますので動作OKかと思います。
初期設定の件は次のような状況です。項目:ircDDB Gateway ConfigのRepeater1タグReflector. この項目だけが保存されません。がしかし、初回起動だけは設定が反映されます。状況からはOS絡みのバグと思われます。
フリーソフトの宿命だが使い手側のかなりの努力がないとゴールできないし、ゴールしても止まるところを知らない更新の連続を追尾する努力を怠ると、場合によってはドツボに落ちてしまいます。
73 de JA1SCW
If you enable the remote function you can control your ircddbgateway with your android phone/tablet. See https://play.google.com/store/apps/details?id=com.pd7l.ircddbremote
返信削除Hi David (PD7L)
削除Thanks!! Very nice information. I'm very interesting, will try soon.
And notice it to Ham Friends in Japan.
Regards 73
Yosh
JE3HCZ
I tried it. Very very combenient!! Thank you for your work!!!
削除DE JE3HCZ
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