2012年1月14日土曜日

SAAP(Stand Alone Access Point)を作る=ハード編=

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 このボードは、名前の通りスタンドアローン(パソコン無し)でD*Star用のノードアダプターV7をインターネット回線に接続するものです。
 詳しくは、SAAPを考案された安田OMのサイトを参照して下さい。 サイト左ペインにある目次から「ノードアダプターV7」「同報通信(dSquare)」「PCを使用しないアクセスポイント(SAAP)」等が当ブログの元ネタです。  ここでは、先駆者に助けて戴いた点等をまとめておくため、作成レシピの形態で書きたいと思います。
Special Thanks
 安田OM(7M3TJZ) 岡野さん(JF1CXH)
 青木さん(JP1LMJ)
  1. まず、パーツリストを確認します。  パーツの詳細(JP1LMJ)
    • コンデンサー 0.1μF x 4:写真中の水色のコンデンサー
    • 可変抵抗 10KΩ x 1:水色のサイコロ様のもの
    • 抵抗 10KΩ x 4:右写真縦一列に並んでいる抵抗
    • 抵抗 180Ω x 2:10Kの向こうに横に並んでいる抵抗
    • 120ピンのコネクター:三段目写真の白いコネクター
    • 3ピンジャンパー:2段目写真可変抵抗の左
      (青いジャンパーがかぶっている)
    • ROM(25AA02E48):120ピンのコネクターの左より手前
    • microSDカード・ソケット:一段目写真抵抗の左
    • プッシュスイッチ:2段目写真可変抵抗の右(リセット用)
    • LCD:(関連パーツが同梱されている)
    • LCD接続用14ピンコネクタ x 2:2段目・5段目写真
    • LCD接続用ケーブル
    • PIC32(Ethernet Starter Kit):パッケージ
  2. 右写真とパーツリストで位置を確認しながら半田付けしていく。
     最も半田付けの難しいのが120ピンのコネクターである。 私はまずコネクターをひっくり返しピンの半田面に液体フラックスを塗り、極細の小手で半田メッキした。 メッキ後もう一度フラックスを塗って、位置決めをし(僅かに動くのでピン間が最も開く位置に決める) メッキした半田のみで接合した。
     また、矢印部はパターンがミスプリントのため、半田ジャンパーを施す。 拡大図
     ROM(25AA02E48)に付いては方向があるので注意する。
    シルク印刷の文字とROM上部の文字の方向を合わせる

  3. ドータボードとして使用するPIC32に追加パーツを取り付ける
    • PIC32用水晶発振子 x1:1mmφほどの円筒形
    • PIC32用コンデンサー x 2:砂粒ほどなので紛失注意
  4. 液晶表示装置に14ピンコネクターを半田付けする。
  5.  部品に方向性はないが、接続に関しては1番ピン(黄色い丸印)をケーブルの赤い線に合わせる。
  6. パーツの取付が完了したマザーボード(手前)、PIC32ドーターボードと液晶表示器
  7.  マザーボードの120ピンのコネクターに、PIC32下面にある同コネクターを接合、液晶とマザーボードをケーブルで接続するとハードウェアとしては完成する。  (完成サイズ約75mm x 100mm
     この後、ファームウェアの組み込み、SDカードを取り付けデータのインストール等を行った上で動作チェックをしていくことになる。

    ソフトウェア・運用編についてはまた後日・・・。

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J E 3 H C Z @REF047 C

3 件のコメント:

  1. こんばんはーー

    各パーツの入手先記載願えれば幸いです。。

    通りがかりのおっさん

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  2. ご覧戴いて有り難うございます。安田OMのサイト(上記)最下段にからメールでご相談下さい。マザーボードは安田OMの設計ですので・・・。また、パーツについてはOMが在庫をお持ちの場合はセットした価格で譲って戴ける場合もあろうかと思いますが相談してみて下さい(ど素人の挑戦と言うことで今回はセットして戴きました)。なお、情報交換の場として下記フォーラムをご紹介させて戴きます。
    Google Groups「Node Adapter」

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  3. 各パーツの入手先等についてはパーツの詳細(JP1LMJ)をご覧下さい。

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