2018年7月30日月曜日

D-STARゲートウェイ用CentOS 7のインストール

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 D-STARリピータが普及し始めてすでに10年以上経過し、当初使われていた CentOS 5 はサポート期間が終了し、CentOS 6 へのグレードアップは出来ません。 また、CentOS 6 も2020年までのサポートと一時しのぎとなります。CentOS 6.5 以上には CentOS 7 へのアップグレードツールが存在しますが、正式サポートが64ビット系のみと言うことで、 実質不可能です。
 左図をクリックして戴くと、正式版の CentOS 7 64ビット版以外にも関連グループ(AltArchSIG)から CentOS 7(i386)32ビット版がリリースされています。当然新規にPCを用意される方は64ビット版を使用することになりますが、ゲートウェイソフトの互換性等に付いては、2019年元日の新システム移行以来トラブルは確認されていません。  
CentOS 7 のISOイメージを準備

=MEMO= 2019年2月現在 最新バージョンは CentOS 7.6(1810)です。

  1. 上図をクリックしてリンク先から必要なイメージをダウンロードします。

  2. 64ビットが必要な方は1番目の表から、32ビットが必要な方は2番目の表から i386 を選択します。

  3. オーソドックスな方法として DVD に焼きます。


CentOS 7 のインストール
  1. DVDを初期立ち上げディスクに指定して起動します。

  2. 現在まで使用していたPCを再利用する場合、DVDをスキップしてハードディスクから旧OSが立ち上がってしまう場合があります。その時は BIOS 初期立ち上げメディアの指定を変更するか、メーカーによって違いますが[F12]等のファンクションキーを押してDVDドライブを指定するなど変更してください。

    通常は、ハイライトされている[Test this media & install CentOS ?]を選択しメディアチェックをした上でインストールを開始します。 すでに、メディアに問題がないと自信がある場合は、その上の[Install CentOS ?]をカーソルキーで選んで[Enter]してください。(図はCentOS 7.5の物です。)

  3. 言語を指定します。

  4. インストールに使用する言語を[日本語]に設定すると、キーボードも日本語に設定されます。

    ゲートウェイサーバなので日本語は不要という方はそのまま[English]で進んでください。 その場合、キーボードは日本語にしたいと思った場合は、後ほど設定可能です。

  5. 続行(C)

  6. インストールの概要を確認する

  7. インストール先(D)]にエクスクラメーションマーク(びっくりマーク)が付いています。クリックして内容を確認します。 その後、[完了]を押すだけで、エクスクラメーションマークは消え[インストール開始(B)]ボタンがブルーに変わります。

    (右図から下へ3枚の画像)
    もし、パーティションを自分で構成したい時は[パーティションを自分で構成する(I)]を選択しておきます。(構成方法は省きます。)

    この状態で、インストール可能になっていますが、もう少しインストール前に出来るだけのことを設定しておきましょう。


    キーボードの設定(日本語JISか英語ASCIIか)もここで行います。

  8. ソフトウェアの選択(S)

  9. 標準では[最小限のインストール]になっています。通常はこのモードでインストールします。 どうしてもGUIが必要な場合は[サーバー(GUI使用)]等を選んでください。

  10. ネットワークの接続をします。

  11. ネットワークとホスト名(N)]をクリックすると、LANカードが認識され enp1s0(eth0)と表示されていると思います。 ただし[オフ]になっていますので[オン]に切り替えます。

    ルータがDHCPの設定になっていれば、図のように自動的にIPアドレスを取得します。次のインストール開始へ進んでください。

    =MEMO= ここではゲートウェイ環境のアドレス設定を行いませんがインストール完了後、インターネット側・コントローラ側共にまとめて行います。



  12. インストールを開始します。





  13. インストール中にROOTのパスワードを設定します。


  14. 英大文字・小文字、数字、記号の組み合わせで充分に安全なパスワードを作成してください。

    また、常時ROOT権限でメンテナンスをしたくない場合は、適当な[ユーザーの作成]を行ってください。
  15. インストールが完了したらDVDを抜いて再起動します。

  16. インストールが終了すると、画面右下に[再起動(R)]の青いボタンが表示されます。DVDを抜いて再起動してください。 もし、DVDが取り出せない時は再起動後、DVDからのインストール画面に戻りますので、その時点でDVDを抜くことが出来ます。
    ログインプロンプトが現れたら次のステップに入ります。

インストール後最初にやっておくこと

=MEMO= サーバー(GUI使用)の状態でインストールした場合、下記のほとんどの追加コマンドは、すでにインストール済みです。
  1. キーボードの変更を忘れた時

  2. # localectl status
    # localectl list-keymaps | ^us
    # localectl set-keymap jp
    
    上から、状況を見る、usが先頭に着くキーボードリスト(list-keymapsだけならすべて)、日本語キーボードに設定となります。

  3. ゲートウェイ環境に合わせて IPアドレスの設定をします。

  4. 先ず、enp1s0(eth0:インターネット側)の設定をします。x.x や y.y の所を実際の環境に合わせてください。 また、DNS に就いてはルータのLAN側アドレスの他にグーグル汎用DNS である、8.8.8.8 を合わせて設定して置いてください。

    # nmcli con modify enp1s0 ipv4.method manual ipv4.addresses 10.0.x.x/8 ipv4.gateway 10.0.y.y ipv4.dns "10.0.y.y 8.8.8.8"
    # nmcli con down enp1s0 && nmcli con up enp1s0
    # nmcli dev show enp1s0
    

    コネクションを再起動(down & up)して、show で確認します。

    次に、enp2s0(eth1:コントローラ側)の設定をします。gatewayは有りませんので設定しません。

    # nmcli con modify enp2s0 ipv4.method manual ipv4.addresses 172.16.0.20/24 
    # nmcli con down enp2s0 && nmcli con up enp2s0
    # nmcli dev show enp2s0
    

    CentOS 7 では、eth0 => enp1s0、eth1 => enp2s0 になっています。netmaskの指定、/8/24を忘れないようにします。

    次のように resolv.conf の値を確認しておきます。

    # vi /etc/resolv.conf
    
    サーバー(GUI使用)でインストールした場合 nanoが入っています。
    # nano /etc/resolv.conf
    
      GNU nano 2.3.1               File: /etc/resolv.conf
    # Generated by NetworkManager
    nameserver 10.0.y.y
    nameserver 8.8.8.8
    search localdomain
    


    これらの設定は、TUI(簡易グラフィックモード)でも設定出来ます。

    # nmtui
    




  5. Raspberryで nano に慣れすぎた方には

  6. # yum install -y nano
    


  7. IPv6は要らないという方には、次のように最下部に追加します。

  8. # nano /etc/sysctl.conf
    
      GNU nano 2.3.1               File: /etc/sysctl.conf
    # Disable IPv6
    net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1
    net.ipv6.conf.default.disable_ipv6 = 1
    


  9. SELinux を無効化するため次のように最下部へ追加します。

  10. # nano /etc/selinux/config
    
      GNU nano 2.3.1              File: /etc/selinux/config 
    # Disable SELinux
    SELINUX=disabled
    


  11. ファイアウォールを無効化します。

  12. # systemctl disable firewalld
    


  13. 時刻の自動更新をさせる

  14. # yum install chrony
    # reboot
    # date
    

  15. ifconfigやnslookupなどネットワーク関連のコマンドをインストールします

  16. # yum install -y net-tools bind-utils
    


  17. SSHのポートを変更します。

  18. 標準でSSH ポート22 が開いていますが、Wellknownポートなので変更します。
    # nano /etc/ssh/sshd_config
    
      GNU nano 2.3.1              File: /etc/ssh/sshd_config
    #Port 22
    Port 22222
    
    ポート22222は一例です。

  19. OSのアップデートを実行します。

  20. # yum update -y
    


  21. 最終的に、再起動して全ての変更を反映させます。

  22. # reboot
    

ここまで、OSのインストールに関して記しましたが、次はいよいよゲートウェイソフトウェアのインストールです。

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